2016/08/13

最新のIMMポジションから、 2016年8月13日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年8月13日(土曜)

最新のデータは8月9日(火曜)集計分で、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネット・ポジションは-89,906コントラクトと、前週の-97,295から通貨のショート7,389減少していました。

集計日の9日は、7月29日(金曜)から続いた弱い米第2四半期GDPに利上げ期待度の低下が続き、5日(金曜日)の強い米雇用統計を受けても、積極的な通貨ショートも見られず。夏休み相場で市場市場参加者が急減した影響なのか、ドルに対しての信認の低下なのか、判断をすることは難しい状態となっています。

円は、2週連続でロングが拡大、4月中旬の6万コントラクト台には届かないものの、5万コントラクト近くへ拡大、根強い円先高感を残しています。

ユーロも、2週連続でショートが減少していますが、引き続き10万弱のショートを維持し、コントラクト数だけを考えれば、この7通貨ペアで最もショートが多い通貨となっています。

ポンドは、6週連続でショートが拡大し、歴史的なポンドショートが続き、英国のEU離脱を選択してから市場参加者のポンド先安観は変わっていません。

カナダドルは2週連続でショートが拡大、先週の原油価格の上昇を織り込まれておらず、カナダドルのショートポジションが減少している可能性も残っています。

豪ドルは、直近では2週間連続でロングが減少後、先週は小幅に上昇、過去4週間では約3万コントラクトで安定しています。

NZドルは、3週連続で小幅の増減にとどまり、市場の関心が薄いことを裏付けています。

→ 前週・今週のデータや変化は、別途グラフをご覧ください。

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