2016/08/24

2016年8月24日(水曜)23日、海外市場の動き

2016年8月24日(水曜)23日、海外市場の動き

強い米住宅販売と、予想外に利上げ支持拡大のFRB公定歩合議事録に、ドルは小幅上昇(除くポンド)するも、、あまり強さは感じられず。

USDJPYは100円の壁が意識されるも、100.30を超えらず。EURUSD+AUDUSD+NZDUSDは小幅安。ただし、GBPUSDはショートカバーなのか、クロスでポンド買いが強まる。

WTIは47ドル台後半へと小幅上昇し商品価格は上昇へ、米株は小幅上昇しDJIAは+17.88(+0.10%)、米10年債・2年債利回りに大きな変化は見られず。

ユーロ圏8月の総合PMI・速報値の総合は53.3(予想53.2 前回53.2)と、予想と前回を小幅ながら上回り、英国のEU離脱による影響は限定的。

米新築住宅販売は、前月比12.4%(予想-2.0%)と予想外に9年ぶりの高水準 + FRBの公定歩合議事録は12地区連銀中8地区連銀が利上げを求めたことがわかり、ドルは小幅上昇(除くポンド)。


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USDJPYは、上値が重いとの印象が強い。米金利の上昇+公定歩合議事録で利上げ期待が高まり+強い米新築住宅販売+米株の上昇+原油高と、本来ならばドル買いへ動きやすい材料が多い中で、USDJPYは100.30円を超えられず。

この状況をどう考えたらいいのか? もちろん、ポンドは強く、他の主要通貨でもドル買いがみられるが、大幅なドル高とは言い難い。

26日のイエレンFRB議長の発言を見極めたいのだろうと思われるも、本音は議長が「利上げするぞ」と言うことを期待している市場参加者はすくないのでは? (思っていても言えないと、言う意味です)

いずれにしても、USDJPYは99.80~100.50円のレンジは不安定ながら居心地のいい水準なのでしょう!

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FRB公定歩合議事録(7月会合)=12地区連銀中、8地区連銀が利上げを求めた(前回は6地区連銀)。カンザスシティー、リッチモンド、クリーブランド、サンフランシスコ、ボストン、セントルイスの各地区連銀に加え、今回はフィラデルフィアとダラス地区連銀も引き上げを提案した。

FRB公定歩合議事録(7月会合)=公定歩合の引き上げを求めた地区連銀のうち、クリーブランド、カンザスシティー、ボストン、セントルイス各地区連銀の総裁が今年のFOMCで投票権あり。

クーレECB専務理事=ユーロ圏の財政・構造改革が実現できなければ、インフレ目標達成に向け、ECBの追加緩和策が必要となる可能性がある。

クーレECB専務理事=経済成長は勢いを増し、今後も加速し続けるが、回復の度合いは弱く、各国の財政政策がECBの金融刺激策に追いついていない。

原油価格小幅反発=イランが生産協調に前向きになっているとの観測。

マークイット=ユーロ圏の経済活動は安定した成長軌道にあり、英国のEU離脱にようる不透明感で回復が損なわれた兆候はない。

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