2016/08/18

2016年8月18日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年8月18日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

FOMC議事録前に盛り上がったドル買いの流れも、意見が分かれ真実が見えないFOMC議事録に見事に崩れ去り、ドル売りの流れへ。

アジア市場のUSDJPY相場は、株安も加わり100円割れを試す動きへと変化。本田前内閣官房参与の円ベア発言+政府(財務省・金融庁)・日銀が2週間ぶりに会合で、円高について話合われるとの思惑にも高値は100.40円と限定的。予想外に動きは緩慢で100円を挟み不思議な安定相場となった。

日本の貿易統計は、輸出入共に3か月ぶりのマイナすで、円高の影響なのか輸出高は前年比-14.0%と2009年10月以来の減少幅、輸入高は前年比-24.7%大幅減少に貿易黒字額は予想を上回る。

AUDUSDは、豪雇用統計では、失業率は低下し新規雇用者数は予想外の増加で、AUD買いが強まる。USDJPYでドル売りも強く、AUDUSDは0.7720台を回復し前日の高値水準へ逆戻り。

NZDUSDもAUDUSDとつれ高で前日の強いNZ雇用統計でつけ高値0.7320台には届かないが、0.7310台まで上昇し、前日の高値圏へ逆戻り。

EURUSDは、FOMC議事録後の高値1.1316を上回り一時1.1330近くへと上昇し底堅い展開が続く。

GBPUSDは、FOMC議事録後の高値1.3080台を超えられず、1.3030~1.3090のレンジで推移。英小売売上高を見守る動きへ。

USDCADは、原油価格の上昇もありCAD買いが強く。USDCADは上値を切り下げ1.2800まで続落、CADの強さが目立っている。

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本田前内閣官房参与=米紙とのインタビューで、日銀は9月に大胆な行動をとる可能性が高い。

政府(財務省・金融庁)・日銀が2週間ぶりに会合=午後1時50分から開催との報道に、具体的な協議内容は公表していないが、円高の対応策を協議との見通しにUSDJPYは一時100.30円台へと上昇するも、続かず。

浅川財務官=為替市場で過度の変動があれば、きっちょと対応する。介入を辞さないとの思いが強まる。

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