2016/08/30

2016年8月30日(火曜)29日、海外市場の動き

2016年8月30日(火曜)29日、海外市場の動き

先週金曜日の大相場の余韻を残した週明け月曜日、米金利は低下、米株は上昇。為替市場は円売りがリードするドル高からスタートするも、終わってみれば元の水準へ逆戻り。

米金利は先週末の水準から低下(10年債は1.56%台へ、2年債は0.8%台を何とか維持)。米株は1小幅上昇(DJIAは+207.59(+0.58%)、S&P500は+11.34(+0.52%)上昇へ)。原油価格(WTI)はイランの増産方針に軟化するも、47ドル台で推移。

結局のところ、9月21の米利上げ期待と日本の追加緩和期待に、日本株高=円安がリードした一日のがスタート。しかしながら、難関の米雇用統計(9月2日)を経なければならず、どこまで積極的にドル買を積み増すことができるのかは疑問ながら、ドル高傾向を維持。

唯一の主要な経済指標となった、米個人所得と個人消費支出。米個人所得は0.4%と予想通りながら前回から上昇、個人消費は予想通りながら前回から小幅低下。為替相場への影響は見られず。、

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USDJPYは、先週末金曜日の終値101.76を下回ることはなかったが、高値はアジア市場の102.40近くをトップ101.80円台まで値を下げて終わろうとしている。日米金融政策の違いが材料となっているが、日本株高が重要な円売りファクターになっていることも事実。

ただし、円だけが独歩安になる状況とは考えられず、積極的に円クロスで円売りはできにくく、逆に円高局面への変化がいつおとづれるのか気になっている。USDJPYも112.50~80円を超える状況とは考えにくい。

EURUSDは、8月16日に1.1180台→1.1320台へ上昇しした当時のスタート地点に逆戻りして終了している。週末の米雇用統計までは積極的にEUR買もできにくいが、1.1120~80近辺は固そうである。EURJPYは、114.70近辺をトップに値を下げ結局のところスタート地点に逆戻りし、113.80近辺は底堅く見えるが、中期では戻り売りを考えたい。

AUDUSDは、0.7580~00の上値は重く、戻り売りの流れが続いている。AUDJPYの77円は固そうでAUDJPYも77.50~60を超えるまでは戻り売りが続いている。、

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イラク石油相=生産を加速し続ける方針を表明。

独紙ビルトアンケート調査=メルケル独首相の4期続投に反対が50%、続投支持が42%と、反対が増加へ。

複数の人民銀行に詳しい関係筋=中国人民銀行ないではGDPが6.5%を割り込まない限り、効果が薄いとの見方があり、利下げは預金準備率の引き下げを急がない。


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