2016/08/23

2016年8月23日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年8月23日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

煮え切らに為替市場は、ドル高期待も裏切られ、ドルロングの調整色の強い展開が続いている。

日本株は弱く、逆に欧州株は上昇、原油価格は弱く、米金利は上昇へ。

アジア市場のメインイベントは、早朝のウィーラーNZ中銀総裁発言で、NZDUSDは0.7260~0.7325のレンジで上下し、結果は一時0.7340台まで上昇し、NZドル買いへ。

総裁は、0.35%の追加利下げの可能性を示唆するも、金融政策の維持、もしくは急激な緩和どちらも正当化しないと発言。

それと、円高の動きで100.40円を高値に一時100円割れまで値を下げるも瞬間で、動きは相変わらず鈍く上値は重い。

ポンドドルは、アジア市場の1.3130近辺をボトムに、欧州製の参入に1.3210近くまで上昇、ドル売りをリードしている。

経済指標では、
独PMIの総合は予想外に弱いが、ユーロ圏は逆に小幅ながら予想を上回る。仏PMIは強く直後からEUR買が強まるも1.1350台の上値は重い。

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ウィーラーNZ中銀総裁発言に、NZDUSDは0.7260~0.7325のレンジで上下し結果はNZドル買いへ。

ウィーラーNZ中銀総裁=現在の政策金利見通しでは0.35%の追加利下げを想定。経済を圧迫する多くのリスクのバランスを取りつつ、CPI上昇率を目標レンジ1~3%の中心値まで押し上げることが可能と考えている。しかし、急激に金利を引き下げることは、既に深刻なほど過熱している不動産市場をさらに過熱させる可能性がある。

ウィーラーNZ中銀総裁=金融市場に対してバランスのとれたメッセージを送ることに苦慮している。リスクの見通しとバランスは、金融政策の維持、もしくは急激な緩和どちらも正当化するものではない。

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