2016/08/22

2016年8月22日(月曜)アジア・欧州市場の動き

2016年8月22日(月曜)アジア・欧州市場の動き

週明け月曜日の為替相場は、週末の出来事の踊らされる動きへ。

20日の産経新聞には「9月の総括的な検証では、追加的な緩和措置を講じる可能性は十分ある」と、円ハト派をよろ喜ばせ、

21日にフィッシャーFRB議長は「米経済がすでにFRBの目標達成に近く、経済成長が今後勢いを増すだろう」と、ドルタカ派を喜ばせ、

16日にダドリーNY連銀総裁は「労働市場の引き締まりや賃金増の兆候を踏まえると、来月に利上げに踏み切る可能性がある」と言っており、

FRBの重臣2名が利上げに傾いていると思われたことで、早朝から円売り+ドル買いからスタート。26日のイエレンFRB議長が何と言うのか? これが問題!

しかし、日本株は小幅な上昇にとどまり、米金利も弱く、原油価格の下落に、円売りも思惑は外れ、欧州株は上昇からスタートするも下落へと変化。やや先走った感はぬぐいきれないが、米国の利上げの可能性も意識せざるを得ない。


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USDJPYは、オセアニア市場で、「米利上げ期待+日本追加緩和期待」にNY終値からドル高でスタート。午前6時にはUSDJPY100.77円→100.30円→100.39円まで上昇、EURJPY=113.98円まで上昇するも、日本株は小幅な上昇にとどまり、実需筋の売り押され値を下げ100.50円をボトムにようやく下げ止まる。欧州市場に入っても、米金利は逆に低下し、原油価格は2%を超す下げと、市場を取り巻く材料に円買へ。

EURUSDは、米利上げ期待の高まりと、USDJPYの上昇に、一時1.1210へと下落するも1.1200の大台を割り込めず。USDJPYが売りへと変化し、欧州市場に入りEURの買い戻しからスタート。結局は早朝のスタート地点近くとなる1.1310台まで値を戻す。

AUDUSDは、オセアニア市場でNY終値からギャップを開け、AUD安からスタート。アジア・欧州市場で0.7580台まで値を下げるも、欧州市場に入り、AUD買いへと変化しNY終値近くとなる0.7620まで上昇している。

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