2016/08/27

最新のIMMポジションから、 2016年8月27日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年8月27日(土曜)

今回のデータは23日付で、26日のジャクソンホール・シンポジウムでイエレンFRB議長+フィッシャーFRB副議長の発言に、急速に米利上げ観測が強く高まりドル高となったことを反映してはいない。

そのため、今回のデータは市場のポジションとセンチメントのを予測するにはあまり有効ではないことを理解しなければならなず、あえて評価することは差し控えたい。

8月23日(火曜)の集計分では、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネット・ポジションは-50,822コントラクトと、前週の-79,394から通貨のショート28,572減少(通貨売りが減少)していた。

なお、前週とのデータを参考まで考えてみたい。

通貨のロングを見てみると、円のロングは相変わらず他を圧倒し多く、更に増加傾向にあった。カナダドル+豪ドルは小幅の増加にとどまり、大きな変化は見られず。結果論となるが、26日のドル円相場の下落幅が大きかったこともポジションの巻き戻しによる可能性が高い。

ショートを見ると、常連のユーロとポンドのショートは大きいものの、ユーロは減少する一方、ポンドは前週とほぼ同水準のショートを維持しており、市場センチメントはポンド先安感を変えていない

さらに、26日の動きから通貨のショートが拡大している可能性が高いが、増加幅は円に比べれば弱くなっている。


《詳しくは、別途データをご覧ください》


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