2016/08/26

2016年8月26日(金曜) 25日海外市場の動き

2016年8月26日(金曜) 25日海外市場の動き

カプラン+ジョージ両総裁発言もタカ派!イエレンFRB議長の講演内容に期待感は弱いが、「予期せぬ動き」の警戒感に手を出せず、為替相場はこう着。

その影響もあるのか、米株は後半にかけて小幅下落し、米金利は小幅上昇へ。イラン石油相がOPECに参加との報道に、WTIは終盤にかけて47ドル台へと上昇し47.30近辺で推移。

議長の講演を前日に控えた25日の米経済指標は強い数字となった。米新規失業保険申請件数は26.1万に減少し改善が進み、米耐久財受注は前月比4.4%、コア1.6%に上昇。

ただし、GDPNowは、前日の弱い米中古住宅販売に、米第3四半期GDP予想値を3.6→3.4%へ下方修正。

そして、為替相場でドルは若干強い以外に、特に目立った動きは感じられない。週末の金曜日とイエレンFRB議長のジャクソンホール・シンポジウムでの講演を前にたポジション調整なのか、ドル高傾向を予測しての動きなのか不明ながら、全体的にドルは強含みで推移。

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USDJPYは、イエレン発言を警戒する以外に、特に材料は見当たらず。大枠100.30~60のレンジで推移するも、ややビット気味に推移。円クロスでも動きは見られず、EURJPY+AUDJPYもレンジ相場を抜け出せずにいるもややビット気味に推移。

EURUSDは、大枠1.1250~1.1300のレンジで推移。EURGBPはビット気味で0.8550台を維持し、動きはEURUSDは小幅上昇、GBPUSDは小幅下落。

AUDUSDは、大枠0.7600~0.7640のレンジで推移。AUDJPYも76.40~70のレンジで動きは鈍く、方向性も定まらず。

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ザンギャネ・イラン石油相=9月のPEC会合に出席することを確認し、原油価格は小幅上昇へ。

ECB論文=ゼロ金利政策が続く中でドイツなどユーロ圏の「コア」加盟国の財政出動は、経済力の弱い周辺国を下支え。ギリシャやポルトガル、スペインなど構造改革を進めており、一時的に物価や賃金が落ち込み、ユーロ圏の主要経済国は財政による景気刺激策で、周辺国に対応すべき。

カプラン・ダラス連銀総裁=それほど遠くない将来に新たな一歩を踏み出すことができる状況に近づいている。

アトランタ連銀GDPNow=米第3四半期予想値3.6→3.4%へ下方修正。米中古住宅販売の減速による。