2016/08/06

最新のIMMポジションから、 2016年月16日

最新のIMMポジションから、 2016年月16日

最新のデータは8月2日集計分で、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネット・ポジションは-97,295と前週の-102,363から5,068コントラクト通貨のショートが減少していました。

通貨別で見ると、円のロングが増加し、ユーロのショートが減少している反面、ポンドのショートとが増加し、カナダドルのロングが減少と、通貨間で方向性は異なる動きとなっています。これをスポット市場の動きに当てはめると、JPY買い+EUR買い+GBP売り+CAD売り+スイスフラン売りと動いていたことになり、NZドルは横場いの状態とも言えるでしょう。

先週はBOEの異例の包括的な金融緩和のサプライズにポンドが急落していたことや、週末の予想外に強い米雇用統計によるドル全面高の展開を織り込んで考えれば、通貨のショート、特にポンドのショートポジションが急拡大している可能性が高いと思われます。

いずれにしても、IMMのデータ―では、円の先高観を予想し、英国のEU離脱による悪影響を危惧して、ポンド+ユーロのショートポジションを維持する傾向に変わりはありません。


※ 各通貨の数字や前回との変化は、別途グラフをご覧ください。


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