2017/01/11

トランプ次期米大統領の会見が焦点で、日本時間12日午前1時にNYで予定されている。

トランプ次期米大統領の会見が焦点で、日本時間12日午前1時にNYで予定されている。

1月20日の新政権発足を前にして、11月の米大統領選で当選後初めての会見で、当然ながら発言内容の注目度は高く、これを材料にして為替相場(金利・株も含む)を動かそうとする投機筋も多くなる。

注目点は、中国(人民元安、台湾問題)、ロシア(民主党の盗聴問題、トランプ氏とプーチン氏との関係)の政治的なテーマ。減税・規制緩和・大規模インフラ投資の経済的なテーマ。大統領選直後から続く、保護主義的な発言と貿易問題等、相場を動かすことに十分すぎるテーマが待ち受けている。

相場が動かないことはないと考え、USDJPYは、115円のビックポイントが下限で、117.50円、さらには、118.70円が上限になりやすいい。

EURUSDは、1.0300~1.0700、GBPUSDは、1.2000~1.2600、AUDUSDは、0.7100~0.7500で、サプライズがなければ、大きなレンジを抜け出すことはなさそうだが、用心に越したことはない。

期待外れとなるリスクはゼロではなく、相場変動がなければぽプレミアムは損になるが、こういうときは通貨オプションを使い、比較的短期間で、オプションのコールとプットの買いで(ロングストラドル)短期的な変動に備えるしかない。

そして、期待相場だけが相場を動かす場合には、元も水準に逆戻りすることも忘れずに。