2017/01/04

1月3日の米国市場を見て感じること.。

1月3日の米国市場を見て感じること.。

トランプ米次期大統領の就任は1月20日。新政権の期待感を先取りしたドル高相場は当面変わりそうにない。

相変わらずの発言で驚きはしないが、トランプ氏は、北朝鮮の米国への脅しには屈せず、北朝鮮を非難しない中国に対して「米国の利益と雇用を犯している」と非難。

余談ながら、居住地のトランプタワーでは常時厳重な警戒が敷かれ、一日の警備費用は1億円とも言われている。

最近の米国発のISM製造業景況指数は2年ぶりの高水準で、他の米経済指標は強さが目立っている。さらに、トランプ新政権への期待感は根強く、年末・年始のポジション調整による米株売り+ドル売りは極めて限定的。

予想外の出来事がいつ突発的に起こるのか? その心配は尽きないが、今に始まったことではなく、そのリスクを気にしてばかりでは何もできないことも事実。

米株は続伸しNYダウは2万ドルはもは目標ではなく、通過点との意見も多くなり、米金利の上昇を止めることも暫くはできそうにない。

それでは、株価と金利が上昇傾向にある、日本やユーロ圏はどうだろう? 独CPIの伸びは前年比1.7%と驚きで急拡大しているのは気になるが、米国の金利上昇と成長拡大の恩恵を受けているだけでは?