2017/01/26

2017年1月26日(木曜)昨日25日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

2017年1月26日(木曜)昨日25日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

ダウ2万ドル達成! 株高+米金利上昇の流れが続くが、ドルは貿易不均衡の是正にドル高への動きは鈍く軟調に推移。

欧州株は強くSTOXX600は11週間ぶりの高値へ、米株も上昇。NYダウは企業決算を好感し20000ドルの大台を突破し、S&P+Nasdaqともに大幅上昇へ。米金利も上昇し、10年債利回りは2.465→2.517%、2年債も1.1924→1.24%へ上昇。原油価格(WTI)は52.80台と小幅低下。

為替市場は、ドル売りの流れが続き、特にGBPUSDは+0.87%と大幅に上昇。GBPJPY+0.53%、EURGBP-0.72%、GBPAUD+1.08%とポンド高が目立つ。

USDJPY-0.35%、USDCAD-0.69%、EURUSD+0.14%とドル売りが続くも、弱いCPIに下落傾向の豪ドルはドル売りの中でも回復できず弱くAUDUSD-0.13%。

USDJPYは、米金利や米株高(日本株先物+0.88%)と上昇する中、「株高=円安」の方程式は、トランプ政権の「貿易不均衡是正=円安容認せず」の思惑が強く有効とならず。113.00の大台を維持するも、113.00~113.90台のレンジで上下変動が激しく、NY市場に入り何度も114円の大台を試す動きが続いたが、114円台達成を失敗。終盤にかけては113.20まで再度下落。円クロスでは、ポンドの上昇にGBPJPYは143.70台へ一時上昇、CADJPYも一時87.10台へ上昇するなど円は下落へ。

GBPUSDは、メイ英首相が議会に配慮し、EU離脱交渉に関する政府方針を正式に白書として公表へ。リスボン条約第50条関連法案で最高裁の判断に基き議会承認を求める方針を示し、ハードブレグジットのリスク回避に、ポンドのショートカバーが続く。欧州市場の1.2490台を安値にし続伸の流れは止まらず、終盤にかけては1.2630台へ上昇。BOE市場担当者が「当初1年半としていた社債買い入れプログラムを前倒しして終了する可能性がある」との講演内容も気になる。

USDCADは、トランプ米大統領が大統領令に署名しキーストーンXLパイプラインの建設が決まってから、カナダドルの強さを維持。原油価格が小幅下落したにも関わらず、アジア・欧州市場の1.3160近辺を高値に、1.3060台まで続伸中。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

バルニ英国のEU離脱のEU側交渉担当者=ブレグジット後には、EUメンバー外で、パートナーで欧州経済領域(EEA)の加盟国であるノルウェーやアイスランド、リヒテンシュタインの利益を優先する方針。

イタリア憲法裁判所=(判断は下院のみが対象)選挙法を刷新し、比例代表制に基づく新たな制度を導入する判断を下した。これにより年内に選挙が実施される可能性が出てきた。

イタリア憲法裁判所=選挙は1回限りで完結させるべきだが、得票率40%を獲得した政党が自動的に議会の過半数を握るとの項目は支持した→ 世論調査では支持率が40%近辺に達している政党はないため、新たな制度の下ではほぼ確実に連立政権が誕生することになる。

ドイツ政府(ロイター年次報告書から)=今年の輸出伸び率の予測を2.1→2.8%へ上方修正。成長率は1.4%→1.4%で据え置く。


サーモンBOE市場担当エグゼクティブ・ディレクター(講演)=投資家の売り意欲が予想以上で、当初1年半としていた社債買い入れプログラムを前倒しして終了する可能性がある。

英国の離脱が選択に、イングランド銀行は国内経済を下支えするため約4カ月前に社債購入に着手。100億ポンに設定した購入枠の半分以上を既に費やした。買い入れを前倒しで終了させる場合、市場を急落させずに軟着陸させるという課題に向き合うことになる

カーニーBOE総裁=成長著しいフィンテックが、主要なシステミックリスクとなる可能性がある。金融の技術革新はコスト低減や効率向上につながる可能性がある一方で、銀行の資金調達や信用の質、経済全般の安定性を脅かす恐れもある。

メイ英首相=議会に配慮し、EU離脱交渉に関する政府方針を正式に白書として公表する。

メイ英首相報道官=英政府はEU離脱手続き開始に向け、リスボン条約第50条関連法案を26日に公表、議会承認を求める方針→ 最高裁の判断に基づく行動へ。




トランプ米大統領=メキシコとの国境の壁の建設を数ヵ月以内に開始する。

トランプ米大統領=2016年大統領選挙で不正な投票が行われたとして、大規模な調査を要請する意向。


米財務省5年債入札=応札倍率2.38売で昨年7月来の低水準。最高落札利回りは1.988%。