2017/01/05

2017年1月5日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年1月5日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

余談ながら、トランプ氏の息のかかった米下院は、オバマ政権で直近に法制化した法案をなかったことにできる権限を議会に付与する法案を可決。そんなことができるのですね!

日経平均株価は-73.47(-0.37%)と弱く、米金利先物は弱含みで推移からようやく若干ながら反発し、為替相場もドル売りからドル買いへと変化がみられる。原油価格(WTI)は53ドル台を何とか維持。

為替市場は、アジア・欧州市場の序盤でドルは続落傾向が続くも、欧州市場に入りドル売りも収まり、反発へと変化。特に強いドル売り材料は見当たらないが、明日の米雇用統計、週明け月曜日の東京市場の休場と、動きが加速しやすい材料が目の前にぶら下がっている。結果として、年末・年始から続いたトランプ相場のより戻し的な動きとなっている。

昨日・今日と新年に入り欧州各国の強い景況感指数と、強いCPIが目立っており、潜在的なEURUSD+GBPUSDの買い材料となっている。また、強い中国の景況感指数と人民元の動きに、中国経済と関連性の高いAUDUSDは底堅く、共にドルロングポジションの巻き戻しの材料にされている。

USDJPYは、12月15日の118.60台を高値に、年末・年始でも新値をトライできず。逆に、116.50、116.00を割り込み、12月15日のFOMCの利上げで始まった上昇の開始水準の115.00を狙う水準となっているが、115円は大きなポイントで、簡単に割れるとも考えにくい。ポジションがなければロングでや入りやすい水準となっている。

EURUSDは、1.0500の壁をこえてから一時1.0570台まで上昇。欧州勢の参入に再び1.0510近くへと値を下げ、振り出しに逆戻り。

GBPUSDは、1.2360台を高値に、欧州勢の参入に1.2280台まで続落。前日のNY市場終値水準をも下回り、弱さが目立っている。

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米下院=オバマ政権かで最近法制化された規制を一括して無効かする権限を議会に付与する法案を可決。上院では難航を予想。

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