2017/01/11

2016年1月11日(水曜)欧州・米国市場の動き

2016年1月11日(水曜)欧州・米国市場の動き

トランプ次期米大統領の会見を控えながらも、USDJPY+EURUSD+GBPUSDでは一時ドル買いの流れが目立つ。

米10年債は上昇から逆に低下へと変化し、ドル買いも弱まる。米株先物は、上昇の流れも弱まり19780ドル近辺へと逆に若干の低下へ。原油価格(WTI)は51ドル台で強含みで推移。

GBPUSDは、続落し1.2100の大台を割り込む動きへ。弱いながらも1.2150近辺をボトムに下げ止まり、強い英鉱工業生産+製造業生産や、予想外に赤字が拡大した貿易収支と強弱が混在しながらも直後はポンド買いに反応していた。

英紙ガーディアンが「EU離脱のリスボン条約50条発動で、政府は最高裁が議会承認が必要と判断することを前提に法案を準備」と報道。1.2100を割り込み売りが加速。

EURUSDも、続落し1.0500の大台を一時割り込む。特にEUR売りの新たな材料は見られなかったが、イタリア首相は体調を崩し入院、GBPUSDの下落の影響もあり、アジア市場の安値1.0530台を割り込み、200時間MAの1.0520を割り込み売りの流れが続いている。

さて、USDJPYは、昨日の高値116.30台、アジア市場の高値116.20台を超えショートの買い戻しに一時116.40台まで上昇するも、116.50円の壁に阻まれ上げ止まり、弱い米株先物+米金利に買いも続かず、116.10まで値を下げている。

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スハイル・UAEエネルギー相=OPECと非OPECの減産合意を延長すべきか判断するのは時期尚早。石油市場には競争が必要と指摘し、特定の価格水準を目指す試みは、OPEC加盟国の一部が支持しないため機能しない。

英紙ガーディアン=英政府はEU離脱手続きの開始しで、議会承認が必要かとの判決で、敗訴することを見越し、議会に提示する法案を準備している。

英国のEU離脱が正式に開始となるEU基本条約(リスボン条約)50条発動で、ロンドン高等法院は昨年11月に議会の承認が必要と判断、政府は上告をしており、最高裁は今後2週間以内に判決を出す見込み。

ペスコフ・ロシア大統領報道官=ロシア諜報員がトランプ次期米大統領の個人情報を入手していたとの報道について、全くナンセンス。二国関係を傷つけようとする企てで、安っぽい作り話。

ジェンティローニ・イタリア首相=パリからの移動中に体調を崩し、心臓の動脈の詰まりを取り除く緊急手術を受けた。

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