2017/01/12

2017年1月12日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き(22:15ごろ)

2017年1月12日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き(22:15ごろ)

多くの人がトランプ次期米大統領の会見に期待を削がれたことでしょう。また、米国ファーストで攻撃的な内容は予想通りと言えますが、自身を攻撃したメディアのCNNには質問させず攻撃的な発言を目の前にして、期待感で膨らんだ米国への投資やドル買いは小休止へ。

今後は、20日の新政権発足後をにらんだ値動きがスタートし、実際新政権の行動を確認し、失望しなければ極端なドル売りも考えにくい。

トランプ次期米大統領の会見後の変動は欧州市場に入っても止まらず。アジア市場から続いた、株安+円高+ドル全面安の流れは、欧州市場に入っても変わらず。ただし、米国市場に向けドル売りの流れは弱まる。

米10年債利回りは前日2.377→2.337%へ低下、ダウ先物は前日19,877→19,843へと低下。原油価格は53ドル台へと上昇。

中国・メキシコ・日本には貿易黒字の解消を求め、円安への警戒感が、円ショートポジションの巻き戻しにつながり円高へ。具体的な経済政策の説明がなく、内向きの政策が日本株安に結びついているように思えてならない。

USDJPYは、アジア市場から株安=円高の流れに115円を割り込み続落。欧州市場に入り114円を割り込み一時113.70台まで下落するも、1時間チャートでは114.00をボトムに、114.00~50の水準を中心とした取引で、徐々に底堅くなり、米国市場の動き待ちへ。

EURUSDは、トランプ氏の会見後のユーロ買いは、アジア市場に入っても変わらず、一時1.0680台まで上昇し、1.0650近くへ値を戻しNY市場待ちの動きへ。

GBPUSDは、アジア市場では他の主要通貨でドル売りが強まる中で、えEU離脱の上昇力は鈍く、

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ドイツ連邦統計庁=2016年第4四半期GDP、前期比0.5%。2016年GDP速報値は前年比1.9%(予想1.8%)で5年ぶりの伸び率。