2017/01/18

2017年1月18日(水曜)昨日17日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

2017年1月18日(水曜)昨日17日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

株安+債券安(利回り上昇)+ドル安=米トリプル安。

NYダウ-0.30%、S&P-0.30%、Nasdaq-0.65%と、終盤にかけてはやや値を戻すも米株は軟化。米10年債2.396(前日)→2.322%へ、2年債1.193→1.152%へ低下。そして、為替相場は、GBPUSD(+2.95%)を筆頭に、USDJPY112.70台(-1.26%)、EURUSD1.0705(+1.05%)、AUDUSD0.7560台(+1.15%)

欧州市場は混乱。トランプ氏のドルはすでに強すぎる(WSJ)+スカラムッチ氏(トランプ政権上級顧問)のドル高進行のリスクを懸念と発言しドルは急落。メイ英首相は、新たな前向き思考とショートカバーにポンドは急騰。

米国市場に入り、米株は弱く、債券価格は下落(利回りは上昇)し、、トランプ氏と上級顧問のドル高けん制発言の影響は止まらず、ドルは全面安。

メイ英首相は、単一市場からの離脱するハードブレグジットを表明したが、離脱の最終案は議会に採決を求めると発表。欧州市場への最大限のアクセス確保を目指し、欧州以外の国々と独自の自由貿易協定を締結を目指す。

反応は、経済的な影響が危惧され、英株(FTSE100 )は-106.75(-1.46%)下落するも、英10年債利回りは1.312→1.309とほぼ変わらず、逆にポンドは積み上がったショートポジションの巻き戻しもあり、GBPUSDは3%近く上昇へ。

USDJPYは、中国と同類の考えなのか、トランプ氏+上級顧問のドル高をけん制する発言も響き円高傾向が続く。GBPJPYの急伸に一時113.50台へ上昇するも続かず、113.50円の上値は重くなり、112.70円台で推移。


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トランプ氏(WSJ紙)=ドルは既に強すぎる。中国が人民元を弱くしていることから、米企業は中国企業に勝つことができない。なぜならドルは強すぎるからだ。

メイ英首相の会見内容=市場が懸念していたようなハードブレグジットを前面に出したものではない。EUが成功することは英国の国益。英国は引き続き信頼されうるパートナー。ビジネスの確実性、その重要性を理解している。→ さらに、「最終案は議会で採決にかける」、EU単一市場離脱を表明するも「EUと包括的な自由貿易協定を結びたい」と前向きな面も残す。

トランプ氏(ワシントンポスト)=オバマケアの代替案で、すべての国民をカバーすることを目指す→ 病院運用株上昇。

英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)=米レイノルズ・アメリカン を494億ドルで買収すると発表。

国連(世界経済に関する年次報告書)=世界経済は2016年2.2%、2017年2.7%、2018年2.9%へ加速の見込み。EU離脱やトランプ次期大統領の勢政策のマイナス影響の恐れを危惧。

国連(世界経済に関する年次報告書)=米国2016年1.5%、2017年1.9%、2018年2.0%。英国2016年2.0%、2017年1.1%、2018年1.3%。中国2016年6.6%、2017年6.5%、2018年6.5%、

ムーディーズ=英国のメイ首相のEUと広範な通商協定を締結するとの方針について、達成可能かは不明。英国が単一市場へのアクセスによる数多くの利点を維持できる形での合意を確保できるとの基本シナリオを描く。

ブレイナードFRB理事=経済は完全雇用に向かって進展している。消費者センチメントの上昇は目を見張る、企業センチメントも改善し、設備投資も回復基調にある。

USDJPYは、中国と同類の考えなのか、トランプ氏+上級顧問のドル高をけん制する発言も響き円高傾向が続く。GBPJPYの急伸に一時113.50台へ上昇するも続かず、113.50円の上値は重くなり、112.70円台で推移。

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