円ショートの拡大傾向は止まらず。
IMM通貨先物の最新データから(集計日が12月27日)。2016年最後のデータでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは-237,716コントラクトと、前週の-220,500コントラクトから、通貨ショートが17,216さらに拡大し、来年に向けて通貨ショートの拡大=ドル先高期待が続いている。(※メキシコペソは省いて計算)
通貨の合計ポジションを見ると、円のショートは11月29日の週から4週連続で前週比で増加している反面、ユーロのショートは11月29日から、ポンドのショートは12月6日の週から減少傾向が続き、相反する動きで、円ショートの拡大だけが目立っている。
また、先週はネットでロングになっていた、スイスフランと豪ドルも、小幅ながらショートへ変化し、7通貨全てがネットでショートに変化し、ある意味ではドルの一人勝ちを先取りしている動きともいえる。
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