2017/01/28

2017年1月28日(土曜)昨日27日、海外市場の動き

2017年1月28日(土曜)昨日27日、海外市場の動き

週末金曜日の米国市場は米経済指標に反応! 米金利は低下し米株は前日比で大きな変化はみられず底堅く、引き続きトランプ大統領への期待感は強い。

注目の米第4四半期GDP・速報値は1.9%と予想外に弱く、コアPCE価格指数も伸び悩み、耐久財受注も予想外に前月比-0.4%と弱く直後は上下しながらも、USDJPYを除きドル売りが加速。

米ミシガン大学消費者信頼感指数は、確報値ながら98.5と強く、オプションカット+フィキシングを経てドルの買い戻しへと変化。

為替相場は、一日を通じてはUSDJPY(+0.49%)+USDCAD(+0.45%「)+GBPUSD(-0.37%)とドル買いへ、AUDUSD(+0.14%)+NZDUSD(+0.27%)+EUUSD(+0.08%)とドル売りへ。

米10年債利回りは米GDPから低下し前日2.5043→2.4843%ま、2年債も1.2242→1.2182%まで低下。米株はダウ-0.04%、S&P-0.09%、Nasdaq+0.10%と動きは鈍い。

USDJPYは、日銀のテーパリング期待が剥がれ、「貿易不均衡是正の動き=円ロング」の巻き戻しに底堅く、弱い米GDPと耐久財受注に他の主要通貨でドル売りが加速する中で逆に一時115.30台へ上昇し115円台で推移。クロスではNZDJPYの0.76%上昇するなど、主要通貨で円売りが目立った。

貿易不均衡是正による円高傾向のテーマは消えないが、今週113円台をボトムに反発した値動きを見ても、過度の円高期待感は弱まり、底堅さが復活。本格的な円高傾向は期待できず、USDJPY相場は戸惑い状態が続き、クロスでの円相場がテーマになる可能性も。


EURUSDは、欧州市場に入り買いの流れが強まったものの1.0700の大台を超えられず停滞状態が続いた。弱い米GDPと耐久財受注に直後は1.0720台まで上昇するも、午前零時の強い米ミシガン大学消費者信頼感指数が契機なのか、オプション絡みの動きもあり、フィキシングを過ぎると1.0680割れまで続落し1.0700台がキャップされる動きの中で終了、今後も1.0700台を分岐点にした流れを注目。


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USD 第4四半期GDP・速報値=前期比年率1.9%(予想2.2% 前回3.5%)、GDP価格指数(デフレーター)=前期比年率2.1%(予想2.1%前回1.4%)、個人消費=前期比年2.5%(率予想2.5% 前回3.0%)、コアPCE価格指数=前期比年率1.3%(予想1.4% 前回1.7%)、

USD 12月 耐久財受注=前月比-0.4%(予想2.5% 前回-4.5→-4.8%)、除く輸送機器=前月比0.5%(予想0.5% 前回0.6→1.0%)

USD 1月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=98.5(予想98.1 前回98.1)→ 前回と予想を上回り、2004年1月以来の高水準

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米英首脳会談=トランプ米大統領とメイ英首相は、両国の特別な関係は、正義と平和を目指す歴史の中で大きな力の1つとなっている。英国のEU離脱を決定した国民投票で米国は英国の国民主権に敬意を払い、自由かつ独立国家の英国は世界にとって素晴らしいとした。

トランプ米大統領=メキシコ大統領と電話会談し、貿易協定の再交渉や公正な、新たな関係構築の取り組みについて協議した。


トランプ大統領=企業と労働組合の代表者28人で構成する「製造業雇用イニシアチブ」の創設を発表。雇用促進や米国人を仕事に復帰させる方法について助言を提供する。