2017/01/27

2017年1月27日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年1月27日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き


注目の米GDPは予想外に弱くコアPCE価格指数も伸び率は鈍化、米耐久財受注も予想外のマイナスに直後はドル売りが加速するも、直ぐに値を戻しすも、全体の流れはドル売り傾向(除くUSDJPY)を続け、結果はドル安+円安。

週末の金曜日で中国は春節で休場。米国とメキシコの貿易問題がこじれる中で、米国は通商交渉には通貨安誘導に対し強い制限を導入と発言。極端ながら貿易戦争を危惧する声も。

弱い米経済指標に米金利は上昇から下落へと変化し、ダウ先物も弱く、ドル安と合わせ、米国売りの流れとなっている。

USDJPYは、米GDP・耐久財受注の発表までは、114.90~115.30のレンジで動き、米経済指標のニュースのヘッドラインは予想を下回る数字と、弱気なコメントを配信。直後はドル売りが強まるも114.80円以下は買いが厚く115円台を超え、クロスでも円売りが強く一時115.30円台まで上昇。

EURUSDも、米GDP・耐久財受注の発表までは、1.0670~1.0700狭いレンジで推移した。弱い数字に1.0700の大台を超えて一時1.0725まで上昇するも、前日の高値1.0770まで上昇させる強さは見られず。

GBPUSDは、アジア市場の高値1.2600台から欧州市場の1.2510台をボトムに1.2530~55の狭いレンジから、弱い米経済指標に1.2580まで急伸。


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USD 第4四半期GDP・速報値=前期比年率1.9%(予想2.2% 前回3.5%)、GDP価格指数(デフレーター)=前期比年率2.1%(予想2.1%前回1.4%)、個人消費=前期比年2.5%(率予想2.5% 前回3.0%)、コアPCE価格指数=前期比年率1.3%(予想1.4% 前回1.7%)、

USD 12月 耐久財受注=前月比-0.4%(予想2.5% 前回-4.5→-4.8%)、除く輸送機器=前月比0.5%(予想0.5% 前回0.6→1.0%)

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