2017/01/18

2017年1月18日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2017年1月18日(木曜)アジア・欧州市場の動き

日経平均株価は、早朝の下落から回復し+80.84(+0.43%)上昇。USDJPYも113円台の前半とドル強含みで推移。米債は売りが強く利回りは上昇気味で、米株先物はやや軟化。

メイ英首相はEU離脱に関して明確に説明し、EU単一市場から離脱し、独自の道を歩む覚悟を示し、議会にも採決を求めることを約束。英株は下落し英財界から反発がみられるが、これで、ポンド売り材料は当面なくなったのでは? 今までのポンド売り材料となったハードブレグジットの懸念後退ムードがどこまでポンド買いに結びつくのか、暫くはお手並み拝見。

トランプ氏の口先と手のひらで変動しドル安となった為替相場は、アジア市場を通じてドル買いへの動きへと変化するも、20日のトランプ氏の大統領就任までは本格的なドル高なのか判断できず、戸惑いの色が濃い。ただ、全体的にドルロングの調整局面は最終局面に近いと思われ、20日の就任式で、ドル高懸念を再表明しなければ、あるいは、同じ文言にとどまることになれば、ドルの買い戻しも選択肢へ。

USDJPYは、113円近辺にポイントが集まりつつあり、112.50円を割り込むと続落の可能性が高いが、昨日の112.60台ボトムからの反発を見ると112円台の買いは強そうで、113.50~60ではにわかロング筋の利食い売りが多そう。

AUDUSDは、昨日の高値0.7590近辺から0.7540近辺まで約50pips調整されてはいるが、底堅さは変わらず。チャンスがあればAUDJPYのロングも選択肢で、0.7500を割り込んだら弱気ムード再開。


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ラブロフ・ロシア外相=ロシア政府は米国のトランプ新政権と核兵器およびシリア問題について協議する用意がある。トランプ氏とロシアの関係をめぐる批判を悪意のある試み。

トランプ氏(WSJ紙インタビュー17日)=中国人民元は、岩が転げ落ちるように急落している。米国の企業はドルが強すぎ中国の企業と競争できない。中国当局は人民元の急落を防ぐために元買い介入を続けているが、我々を怒らせたくないからだ。

トランプ氏(WSJ紙インタビュー17日)=強いドルを持つことは有利な面もあるが、多くの不利を抱えることにもなる。

トランプ氏(WSJ紙インタビュー17日)=減税による景気刺激でドル高に弾みがついた場合にはドルを押し下げる必要が出てくる可能性を示唆。