2017/01/23

2017年1月23日(月曜)欧州・米国市場の動き

2017年1月23日(月曜)欧州・米国市場の動き

週明け月曜日、トランプ米新大統領は保護主義的で米国ファースト。就任式前から続くドル売りの流れは変わらず。

USDJPYは-1.0%と円高へ、AUDJPY-0.72%、CADJPY-0.89%、EURJPY-0.66%と円はクロスでも円高を維持。GBUSDも+0.63%と上昇を維持。

USDCADは+0.01%と先週末比とほぼ変わらず、カナダドルの強さは感じられず。USDCHF-0.15%、AUDUSD+0.3%とドル売りへの動きは鈍い。

米10年債利回りは低下から一値を戻すも上値は重く、米株先物は小幅下落、原油価格も軟調に推移。

週明けのオセアニア市場から、貿易不均衡がクローズアップされた影響なのか、円ショートの買い戻しが続き、弱いリスク回避の流れに、円の上昇が目立つ。USDJPYはアジア市場の113.10台を底値に、欧州市場に入り一時113.70台まで値を戻すも続かず、113.30~80のレンジで上下変動。

GBPUSDも、上昇が目立ち、週明け早朝の1.2370台をボトムに一時1.2470台へと100pips上昇し、高値圏を維持。

EURUSDも、1.0690台から1.0750へ上昇傾向を維持するも、1.0710まで値を下げ、EURGBPは-0.37%と弱くEURUSDの上値を重くしている。

AUDUSDは、小幅な上昇にとどまり、0.7550~0.7580のレンジで上下変動し方向感は定まらず。、

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ドラギECB総裁=イタリアや世界には不均衡が広まっている。昨今は暗黒時代へのノスタルジーにあふれている。

ロイター計算(中国財務省データから)=2016年の財政収支-2.83兆元(-4130億ドル)、目標-2.18兆元を上回り、GDP比3.8%とにあたる。

 中国外務省国際経済局の張軍局長=前面に出ていた国々が後退して中国に立場を明け渡しているから、中国が世界のリーダーシップを取っている。リーダーシップを取ることが求められるのなら、中国はその責任を引き受けるだろう。

ドイツ連銀月報=エネルギー価格高により1月の国内インフレ率が、ECBが目標としている2%に達する可能性がある。

トランプ米政権とメディアが対立。米メディアは、大統領就任式の参加人数が過去最多だったとするスパイサー大統領報道官の21日の説明が虚偽だと指摘。これにコンウェー大統領顧問は22日の米NBCテレビで「もう一つの事実だ」と強弁した。プリーバス大統領首席補佐官も同日の米FOXニュースでトランプ大統領をおとしめるメディアに対し「あらゆる手段で反撃する」と宣言するなど、異例の展開へ。