2017/01/21

2017年1月21日(土曜)昨日20日、海外市場の動き

2017年1月21日(土曜)昨日20日、海外市場の動き

トランプ氏が米新大統領が就任。強いアメリカを目指す大統領が就任。

世界中が注目した就任演説。為替相場の反応は、期待で買ったドルロングのポジション調整にドルは軟化。米10年債利回りは上昇を維持できず小幅低下。米株は上昇し市場の評価はまずまずとの反応に思える。しかし、今後の政策の実行如何では、相場の流れに大きな変化につながることは容易に想像できる。


≪就任演説の注目点≫
アメリカ・ファースト。バイ・アメリカン、ハイヤー・アメリカン。これからは行動する時。TPPから離脱しNAFTAも再交渉し、応じなければ離脱も。

権力をワシントンから負担を強いら国民に戻す。米国を他国の侵略から守る。この瞬間からすべては変わる。アメリカ・ファーストで新たなビジョンによってこの国を治める。オバマ政権時代の環境問題をめぐる構想を撤し、公共インフラを修復へ。

「米国産業を犠牲にして他国の産業を豊かにしてきた。我々の軍事力が衰退を許し、他国の軍隊を補助してきた。他国を守ってきたが自国を守らなかった。海外で何兆ドルも使ったが、米国のインフラは荒れ果てた」


USDJPYは、欧州市場の高値115.40近辺を高値にし、就任演説後も115.20台を高値に上値は重く、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の「年内3回の利上げが妥当」との発言も無視。ドルロングのポジション調整に売りへと変化。就任演説は予想の範囲なのか、115.00円を上限にし、114.50~60を割り込むと売りが加速、一時114.20台まで下落し114.60近辺で終了。

これで二日続けて115円台を維持することはできず。115.50~00円の上値を抜けきるまでは、高値圏でのロングも警戒感が強い。米新政権への政策期待=ドル上昇期待は変わらないが、貿易問題が主テーマに入り、円安局面では避難される可能性を残し、ドル買い(円売り)も慎重にならざるを得ない。


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