2017/01/26

2017年1月26日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年1月26日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

株高+金利上昇、ドル軟化から買い戻しの動き

米株の上昇もあり、日経平均株価は+344.89(+1.81%)上昇。日本の10年債利回りは日銀買い入れが変化したのではとの思惑もあり一時0.1%に迫る勢いで上昇、米10年債も2.53%台へと上昇。世界的な金利上昇+株高の流れが続いている。

為替相場は、ドル売りから買いへとやや変化。USDJPYが113円を割り込めず底堅く113.70を目指し、EURUSDは1.0770の高値を超えられず、NZDUSDは早朝のNZCPIが強かったことで一時0.7320近くまで急伸するも、0.7270台のスタート地点へ逆戻り。AUDUSDも早朝の0.7580台を高値に、欧州市場の序盤では0.7560台を割り込んでいる。

USDJPYは、期待しすぎた貿易不均衡是正による円高圧力への不安感にも113円を割り込めず。円ショートもある程度整理されており、昨日のレンジ113~114円の上値を試すことができるか? いずれにしてもドル高の流れの中で、USDJPYの買いも必然性があり、円高方向でを狙うのは弱い通貨を狙った円クロスのポジションが望ましいように思えてならない。

EURUSDは、1.0770台の上値失敗してからは軟化気味で、欧州市場に入り1.0750を割り込み売りが先行のパターンへ。GfK消費者信頼感=10.2(予想9.9)と強い数字にもユーロ買いは弱く、1.0700~20台がポイントに。

GBPUSDは、上昇傾向が続いていたが、アジア市場の1.2660台を高値に欧州勢の参入に利食い先行の売りへ。ただし、1.26000~20にポイントがあるが、割り込むと一時売りが強まる可能性もでるが、押し目買いの流れが続いている。18:30の英第4四半期GDP・速報値=前期比予想0.5%(前回0.6%)、前年比予想2.1%(前回2.2%)が相場変動の要因に。


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NZD 第4四半期 消費者物価指数=前期比0.4%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比1.3%(予想1.2% 前回0.4%)→ 予想を上回り直後からNZDの買いが強まる


GER 2月 GfK消費者信頼感=10.2(予想9.9 前回9.9)→ 予想を上回る

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英調査会社XpertHR(26日報告書)=2016年通年でも、給与上昇率の中央値は前年2.0→1.9%に低下。民間セクターの給与上昇率は平均で2%、公的セクターは同1%。インフレ率が上昇を始めたが、給与水準にはそれがまだ反映されていない。

ニャニエト・メキシコペ大統領(25日夜)=ランプ米大統領がメキシコとの国境沿いに壁を建設する大統領令に署名したことは遺憾で建設を認めない。

トランプ米大統領(25日)=メキシコとの国境沿いに壁を建設と、不法移民を保護する自治体への連邦補助金を止める大統領令に署名→ NY、LA、シカゴ、フィラデルフィア、ボストンなどで、多くは民主党系の市長の動きを注目。