2017/01/25

2017年1月25日(水曜)昨日24日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2017年1月25日(水曜)昨日24日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)


為替相場は、トランプ米大統領の政策や弱い米経済指標に上下変動するも、強い米株+米金利の上昇に、ドルは小幅上昇するも、政治的なリスクは残り、方向感は示される。


米株は上昇しNYダウは+114.24(+0.58%)の上昇、米10年債利回りは前日2.401→2.457%へ上昇。原油価格(WTI)は53.09ドル台で+0.34(+0.64$%)と小幅上昇を維持。


GBPUSDは、英最高裁が「EU離脱手続き開始に議会承認が必要」との判断に直後は1.2530→1.2430台に急変。1.2410台まで続落するも、ハードブレグジット回避の流れ変わらずとの判断に値を戻し、弱い米中古住宅販売に買いが加速。1.2540台まで全戻しで、前日比では大きな変動も見られず。

USDCADは、トランプ大統領がキーストーンXL&ダコタ・アクセス両パイプラインの建設プロジェクトの推進に署名。USDCADは一時1.3100台まで下落し、カナダドル買いが目立つ。

USDJPYは、弱い中古住宅販売件数に一時ドル売りが加速し112.90台まで下落するも、112円台まで突っ込んだ円買いの反動に、113.90近くまで値を戻し、クロスでも円売りが目立った。

ただし、トランプ米大統領と共に取り組む意向を示したフォードCEOは「あらゆる貿易障壁は為替操作」で、ドル高の是正を求める。シューマー民主上院院内総務がトランプ米大統領に、中国を為替操作国に分類すべきと要請するなど、為替相場の政治的な動きもあり、政治的なリスクに円売りの警戒感も続く。



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経済指標では、独総合PMI・確報値=54.7(予想55.4 前回55.2)、ユーロ圏総合PMI・確報値=54.3(予想54.5 前回54.4)と弱い。

米製造業PMI・速報値=55.1(予想54.5 前回54.3)→ 2015年3月以来の高水準。

米NAR中古住宅販売件数=549万件(予想556万件 前回561→565万件)、前月比-2.8%(予想-2.0% 前回0.7→3.3%)→ 昨年7月来の低水準、供給が前年比6.3%減少し、統計が開始した1999年来の低水準で、直後はドル売りが加速、ただし、市場は一時的な変動と判断。


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プラートECB専務理事=国際貿易問題に対するアプローチは2カ国間協定をより重視する姿勢を示唆しており、取り残された国・地域からの反発を招く恐れがある。

ラウテンシュレーガーECB専務理事=ユーロ圏内ではインフレ安定上昇に向けたすべての前提条件が整っている。早期に出口問題に取り組めると楽観。

ラウテンシュレーガーECB専務理事=ECBは一時的なインフレの上昇に反応することがあってはならないが、後手に回る恐れがあり、すべての疑念が晴れるまで待つべきではないと。

イタリアの憲法裁判所=選挙法をめぐる判断をめぐる先行き不透
明感が残る。裁判所の報道官によると、憲法裁は25日に判断を発表する予定で、結果によっては大統領選が実施される可能性がある。



トランプ米大統領=国内製造業に対する各種承認や規制をめぐる手続きを簡素化する大統領令に署名。手続きは複雑で時間がかかりすぎる。

トランプ米大統領(米自動車メーカー大手3社の首脳と会談)=米国での新規工場建設と雇用の拡大を強く求め、規制緩和や減税を実施する意向を示す。

トランプ米大統領(米自動車メーカー大手3社の首脳と会談)=フォードCEOはトランプ米大統領と共に取り組む意向を表明し、あらゆる貿易障壁は為替操作で、ドル高の是正を求める。

シューマー民主上院院内総務=トランプ大統領に対して中国を為替操作国に分類すべきだと要請。

トヨタ自動車=米インディアナ州プリンストンの組立工場に6億ドルを投資し、400人を追加雇用すると発表、5年間で100億ドル投資する計画の一部。

トランプ米大統領=米下院のライアン議長は24日、トランプ大統領に、上下両院合同会議で2月28日に演説するよう要請。トランプ大統領は、ライアン議長の要請を承諾。

トランプ大統領=キーストーンXL&ダコタ・アクセス両パイプラインの建設プロジェクトを推進させる2つの大統領令に署名。米国製の鉄を使用することが条件。


英最高裁=EU離脱手続き開始に議会承認が必要と判断。スコットランド、ウエールズから第50条発動前に同意を得る必要はない。ハード・ブレグジットへの懸念が後退。