2017/01/11

2017年1月11日(水曜)昨日10日、海外市場の動き (午前5時45分ごろ)

2017年1月11日(水曜)昨日10日、海外市場の動き (午前5時45分ごろ)

為替市場は、英国のハード・ブレグジットのリスクや米・英の政治的期待やリスクも材料視されず。原油価格の続落や、強い中国PPI+米JOLT労働調査も、上下変動するも方向感を示せず。

11日のトランプ次期米大統領の記者会見に焦点が移り、主要通貨ペアは元の水準近くへ戻り、待ちの動きへで、円+豪ドルの上昇やポンドの下落も続かず、ユーロとNZドルは若干軟化。

米金利は小幅上昇、米株はNasdaq+S&P500は上昇 DowJonesは横ばいで推移。原油価格(WTI)は51ドルを割り込み低下。

米10年債利回りは2.3647→2.379%へ、2年債も前日1.1816→1.19%近くへ上昇。Nasdaq+S&P500は上昇するも、ダウは前日終値を中心に19836.03~19957.12のレンジで上下変動し19884.60と、前日とほぼ同水準で推移。

USDJPYは、115円の壁に阻まれ、一日を通じて115.20~116.35円のレンジで推移。アジア市場では日本株安に連動した円高にも、115.20円近辺をボトムに下げ止まり、115円割れは失敗。欧州市場に入ると逆にショートカバーに、115.50~60を超えると買いが膨らみ、116.00~10を上抜けするとさらに拡大し一時116.30台まで上昇。

米国市場に入ると現物株は軟調に推移し売りへと変化、オプションカットでは115.50を割り込み、原油価格も軟調に推移し、フィキシング近くに115.30円近くまで続落。米株が上昇へと変化し、米金利も上昇傾向を維持する中で、115.00円の大台を試すことはできず、再び116.00円台まで上昇し、115.70近辺で推移している。

EURUSDとNZDUSDは強さが見られず。共にアジア市場の高値から続落へ。EURUSDは、アジア市場で前日のNY市場の高値1.0580台を上回り、一時1.0620台まで上昇。1.0620台の売りは厚く、1.0550台まで続落。米国市場に入り、EURGBPの買いが強まり、軟調な米株+米金利をみながら一時1.0600台を回復するも続かず。1.0550台で下げ止まるも反発力は弱い。

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東京証券取引所=2016年に海外投資家は日本株を2年連続の売り越しへ。2市場投資部門別では海外投資家は現物株で3.6887兆円売り越し、リーマンショック時の3.7085兆円の規模に匹敵。逆に、日銀はETFを4.6016兆円買い、株価を支えた官製相場となっていた。売り越し額は現物・先物合計で2.193兆円。トップは個人で3.3378兆円、

米3年債入札=最高落札利回り1.472%・最高利回り落札比率86.68%

FRB=保有する米国債や政府機関債からの金利収入で、2016年の財務省への国庫納付金が920億ドルになる見通し。

アトランタ連銀GDPNow=米2016年の第4四半期GDP予測値2.9%。

ドイツ産業連盟(BDI)=2017年独GDP予想値1.5%と発表。トランプ次期米大統領の通商政策や期待を削ぐ中国政府の干渉などを懸念事項。

ビル・グロース氏=投資家らは米10年債が2.6%を超える動きに注目するべきで、過去30年続いた債券強気相場の終了を示すことになり、ダウ工業株30種平均が2万ドルを超えるよりも重要なバロメーター。