2017年1月17日(火曜) 昨日16日、海外指標の動き
米国市場がキング牧師生誕記念日で休場で、株+債券市場は休場。17日はメイ英首相の重要な演説+習国家主席のダボス世界経済フォーラムでの演説待ちに、為替相場の動きは閑散。
IMFは、2017年世界経済成長率の予想3.4→3.4%、2018年3.6→3.6%に据え置く。米国は2017年2.2→2.3%、2018年2.1→2.5%へ上方修正するも、不透明なトランプ次期政権の政策に、上下に振れるリスクを指摘。
急落したGBPUSDは、1.2000を割り込んだ欧州市場序盤の1.1990近辺を底値に、欧州市場では「一時1.2080台まで値を戻すも、メイ英首相の発言を見守り、ハードブレグジットのリスクも払しょくできず、1.2040近辺へ値を下げて動きも見られず。
USDJPYは、アジア市場の安値113.60台をボトムに欧州市場の序盤は一時114.30台まで上昇。欧州+北米市場は大枠119.95~25の30pipsのレンジで上下しながらも、114.10近辺で集約。
EURUSD=欧州+北米市場は大枠1.0580→1.0610、AUDUSD=欧州+北米市場は大枠0.7460~0.7485で動きは緩慢。
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格付け会社ドミニオン・ボンド・レーティング・サービシズ(DBRS)=イタリアの格付けを「A(low)」から「BBB(high)」に引き下げた。
ロンドン証券取引所グループ(LSEG) の決済機関=ドミニオン・ボンド・レーティング・サービシズ(DBRS)のイタリア格下げにも、イタリア国債取引の証拠金は変更せず(引き上げず)。
カーニーBOE総裁=英国では投資や輸出よりも消費支出に対する依存度が高まっている兆候が出ている。
IMF(2017年経済成長見通し 前回昨年10月比)=2017年世界経済成長率の予想3.4→3.4%、2018年3.6→3.6%と変わらず据え置く。リスクは下向きで、保護主義的な政策や金融情勢の引き締まり、欧州銀行システムにかかる負荷のほか、地政学的な緊張激化などが要因となる可能性。
IMF(2017年経済成長見通し 前回昨年10月比)=米国2017年2.2→2.3%、2018年2.1→2.5%へ上方修正、トランプ次期政権が、減税や拡張的な財政政策が要因だが、財政刺激策による米経済の押し上げ効果は小さいと予想。
IMF(2017年経済成長見通し 前回昨年10月比)=ユーロ圏2017年1.5→1.6%へ上方修正、2018年1.6→1.6%へ据え置く。
IMF(2017年経済成長見通し 前回昨年10月比)=日本2017年0.6→0.8%へ上方修正、2018年0.5→0.5%と据え置く。
IMF(2017年経済成長見通し 前回昨年10月比)=2017年中国6.2→6.5%へ上方修正、政府の刺激策が継続に引き上げた。2018年2016年は6.6→6.6%へ据え置く。中国経済の急減速や混乱を来たす調整へのリスクが存在すると警告。拡大する企業の負債問題への取り組みが遅れており、資本流出によって圧力が増大しかねない状況を指摘。