2017/01/05

2017年1月5日(木曜)昨日4日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2017年1月5日(木曜)昨日4日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

FOMC議事録は、トランプ次期政権の財政政策でインフレリスクを懸念、利上げのペースを加速する可能性を指摘。

米株は上昇、米債利回りは若干軟化、原油価格は上昇へ。為替相場はドルは軟化傾向が続き、FOMC議事録を受け一時上下変動するも、ドル安水準的に大きな変化は見られず。

米株は上昇し2万ドルを目指す動きへ。FOMC議事録後もNYダウは+58ドルと0.29%近く上昇を維持。米10年債利回りは2.475%をピークに弱く、FOMCで上下するも2.437%と前日比小幅低下、2年債利回りは前日比上昇するも、上昇幅を縮小へ。原油価格(WTI)は53ドル台を回復し上昇し強い。

欧州市場では、仏・ユーロ圏とCPIの上昇が目立ち、英・仏・独・ユーロ圏のPMIは予想外に強く、潜在的なEUR+GBP買いが強まる。

米国市場に入り、米株+米金利の上昇にもFOMC議事録を前にしてドル買いは見られず、ロンドン・フィキシング時に一時ドル売りのピークをつける。

FOMC議事録は予想通りタカ派ムードが確認され、直後は上下変動するも、米株の上昇にも、米金利は逆に低下へ。為替相場は、FOMC議事録も過ぎ、明日6日の重要な米雇用統計を前にして、年末・年始のドルロングの調整売りが強く、ドル売りの流れは変わらず。

前日比でみると、GBP+EUR+AUD+CADはドルに対して0.7~0.9%近く上昇へ、JPYはドルに対して0.4%近く上昇。

USDJPYは、東京市場で日経平均株価の大幅上昇に、118.20近くまで上昇。株安=円安の流れが意識され、円ショートが積み増しされる中でも、118.20円を超えられず。欧州市場の序盤は、AUDUSDの上昇がリードするドル売りにドルは全面安へと変化し、117.80~90を割り込み売りが加速し、ロンドンフィキシング近くには117.05円近くまで続落。

FOMC議事録までは、大枠117.15~45のレンジで推移し、発表後は117.10下落→75上昇と上下変動するもドル買いは続かず。米株の上昇にも、米金利が上昇幅を縮小し前日比で低下すると、再び117.30台まで低下へ。ただし、円クロスでは円安水準で変わらず。


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FOMC議事録(12月14日分)=メンバーほぼ全員が、財政政策の拡大が見込まれ、米経済の上振れリスクが高まったと指摘。インフレ見通しはわかれるが、緩やかなペースでの利上げが引き続き適切となる可能性が高いと認識。

FOMC議事録(12月14日分)=財政刺激策が与える影響を中心に議論。多くはインフレ高進に利上げペースを速めざるを得なくなる可能性を懸念し始めている。トランプ次期大統領の経済政策の影響に著しい不透明感を懸念。

FOMC議事録(12月14日分)=ドル高、海外の弱い成長率は下方リスク。

米短期金利先物相場=FF金利先物は年内2度の利上げを織り込み、3度めの利上げを多少見込む。

BOEデータ=昨年11月の消費差は向け融資額はネット19.26億ポンド増加し、単月では2005年3月以来の記録的な伸びを示し、ブレグジット後の回復が見込まれる。

LIBORのドル建て3か月物は、2009年5月以来初めて1%を超える。

仏大統領候補のルペン氏=ユーロ離脱を主張、ユーロに連動した自国通貨を創設し、その通貨はフランス国債をデノミする。


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