2015/12/11

12月11日 (金)22:30 米小売売上高(取引通貨ペア USDJPY)

12月11日 (金)22:30 米小売売上高(取引通貨ペア USDJPY)

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今日は週末の金曜日で、先週のECB理事会後から始まった相場変動も、やや落ち着きを取り戻していますが、来週の米FOMCを控えた週末で、どのような変化が待ち受けているでしょうか? それとも、様子見で動きが鈍くなるのか、予想ができにくい状況となっています。

USDJPYは朝から、株高=円安の動きが続き、USDJPYは122円台を回復し、他の主要通貨では緩やかなドル買が見られます。

今回の米小売売上高は、来週の米FOMCを前にした、今週最後の重要な経済指標で、仮に強い数字にでもなれば、利上げ期待がさらに一層強まることになるでしょう。逆に、予想外に弱いと、ドルロングの調整が強まることが予想されますが、今週一週間かけての調整した後であることを考えれば、大きなドル売りも予想でき難いと思われます

小売売上高での取引に関しては、それまでに大きな変化がない場合には、上下20~30pipsの変動を見込み、テクニカルポイントを意識した取引を考えたいと思います。

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小売売上高の予想ですが、前月比は0.3%と前回の0.1%から、除く自動車・前月比も0.3%と前回の0.2%から上昇が見込まれています。

過去38回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.9%、平均で0.3%、除く自動車で最大1.0%、平均0.3%となっており、直近では6月の0.6%が前月比と除く自動車で最大となっています。

過去26回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の値動きを見ると、最大73pips、平均で29pips、直近の5回に限定しますと、平均26pipsと大きな変化は期待できにくい状況となっています。

ただ、週末の金曜日であること、そして、来週16日のFOMCの利上げ決定を予想しながらの週末となっていることを考慮に入れれば、そこそこの値動きも期待できます。

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≪今回の予想と前回の数字≫