2015/12/16

12月16日 (水)18:30 英雇用統計(取引通貨ペア GBPJPY)

12月16日 (水)18:30 英雇用統計(取引通貨ペア GBPJPY)


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明日未明に控えたFOMCを前にして、本来ならば重要な英雇用統計も影が薄くなっています。
ただ、雇用が予想外に拡大するようなことがあれば、米国に次ぐ利上げ可能な国のプラス面がクローズアップされる可能性もあります。

テクニカルでは、GBPJPYの1時間チャートを見るとダウントレンドは変わりませんが、直近では上値が切り下がり、下値が切りあがる持合い状態おなっており、上下抜け出した方向に動きが加速する可能性が高まっています。

GBPJPのDailyチャートでも、ダウントレンドを継続していますが、14日の安値182.11円、短期・中期線がある185円と、ワイドながら、182~185円のレンジに入っています。

USDJPYが120円台でボトムアウトし、GBPUSDが1.50でボトムアウトすれば、上昇へと向かうことになりますが、FOMC後の新興国の混乱はないのか、商品価格の続落は止まったのか、などなどを考えますと、なかなか決め打ちをすることは難しいように思われます。

英雇用統計のGBPJPYですが、182.80~183.50のレンジを想定しながら、直近値動きを見て、取引を判断したいと思います。

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今回の英雇用統計では、ILO失業率の予想は5.3%と前回と変わらず、失業者数推移では、2,000人と前回の3,300からやや低下が見込まれています。また、ボーナスを含む平均賃金は2.5%の伸びと前回の3.0%から鈍化が見込まれています。

過去30回のデータでは、予想と実際との差は、最大0.2%、平均0.06%と、ほぼ予想通りの結果となっております。

過去26回のデータでは、GBPJPYで発表直後15分間の値動きを見ると、最大120pips、平均59pipsと大きく、直近5回でも平均53pipsと変動幅は大きいものがあります。