2015/12/18

2015年12月18日(金曜)アジア市場の動き

2015年12月18日(金曜)アジア市場の動き

週末の東京市場は大波乱。日銀の決定前からフライングで日本株+円相場は乱高下、結局は円高へ。

日銀の追加緩和を過度に期待していた影響なのか、直前から日本株は上昇し+円安が加速。据え置きが決定がされるも、補完措置の緩和微調整にフライング気味の株高+円安へ。そして、失望感の株安+円高へと急変。

USDJPYの下げが、主要通貨でドル売りの流れをリードし、全体的にドル全面安へ。

EURUSDは1.0850台まで続伸、GBUSDは14950近くまで続伸、AUDUSDは0.7150近くまで続伸、USDCADは1.3910台まで続落。

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日銀金融政策決定会合=現状維持を8対1の賛成多数で決定、上場投資信託(ETF)の新たな買い入れ枠設定など量的・質的金融緩和(QQE)の強化策を打ち出したが、マネタリーベースの年間増加額目標80兆円は維持。

⇒ 市場が最も「食いついた」ETFの新たな買い入れ枠の設定は、過去に日銀が買い入れた銀行保有株式の売却の再開(2016年4月から)に伴って行うものだ。ともに3000億円ずつであり、ETFの年間3兆円という購入規模は変わらない。

黒田日銀総裁記者会見=本日の補完措置、必要なら躊躇なく調整行う観点から決定。来年度の後半ころに物価2%に達すると予想。現時点でQQEに限界があるとは思っていない。イールドカーブ全体を下げる。

黒田日銀総裁記者会見=下振れリスクに対応した追加緩和ではない。将来のインフレ上昇率に対する期待は下振れは事実。物価は広い品目で上昇の基調にある。

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