2015/12/14

2015年12月14日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年12月14日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き


週明け月曜日の欧米市場は、ドル全面安(除くGBP)。


WTIはついに35ドルを割り込み続落。欧州株は下落し米株先物も弱く、米金利は上昇。シャフィクBOE副総裁やドラギECB総裁の発言では強弱が混在するも、EUR高+GBP安で、EURGBPは上昇へ。


USDJPYは、アジア市場の高値121.30円台を高値に、120.60円台まで続落し、120.60~90円のレンジで上下。


EURUSDは、ユーロ圏鉱工業生産は強く、ECBの緩和打ち止め感も強く、1.0940台→1.1000近くまで上昇。


GBPUSDは、1.5110台まで続落し、ようやく下げ止まる。


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シャフィクBOE副総裁=賃金の伸びがインフレの目標回帰と整合する水準で持続すると確信できるまで、利上げへの支持は見送る。確信が得られれば、中銀が11月に四半期経済見通しを発表した際に市場が織り込んでいた水準より速いペースで金利は上昇する

シャフィクBOE副総裁=英企業は金利が0.5%に留まること前提で計画すべきではない。市場予想より利上げペースは速まる余地がある。


シャフィクBOE副総裁=インフレ見通しについては、2013年以降の18%上昇したポンド高が下押し圧力で、今後数年にわたり一定の影響が続く。


シャフィクBOE副総裁=イールドカーブのフラット化は世界経済への懸念が要因。新興国のより劇的な経済減速が、信頼感や金融経路に与える間接的な影響は著しい。


ドラギECB総裁=今回の緩和策でインフレ率は目標の2.0%を達成する見込み。必要があればECBは刺激策を強化する。


日銀短観のドル円想定レート=大企業・製造業1091社の平均は119.40(9月117.39円)で、スポットレートに近づく。


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