2015/12/05

2015年12月4日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年12月4日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

週末金曜日の海外市場は、昨日のEUR高の余波が続く中で、予想を上回る米非農業部門雇用者数に、16日のFOMCで受け利上げはほぼ確実と判断。しかし、その影響度は弱く、DXYは小幅な上昇にとどまり、VIXは低下へ。

米株は上昇、米金利とドルは上昇するが利食いの売りと原油価格の下落に前日比低下へ。その、WTIはOPECが予想外の生産枠引き下げに40ドルを一時割り込む。


USDJPYは、大枠122.80~30で上下変動。

EURUSDは、1.0860~1.0940で上下変動。週末の金曜日+強い米雇用統計に、1.1000の大台を試す動きを期待するも今のところかな叶わず。

GBPUSDは1.5080~1.5150で上下変動。

AUDUSDは上値の重い展開が続き、直後は0.7280まで下落するも、その後は0.7300~0.7340のレンジで推移。しかし、オプションカットに向け0.7380台へ急進、強さが復活。


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CAD 第3四半期 労働生産率=前期比0.1%(予想 前回-0.6→-0.9%)

CAD 10月 国際商品貿易=-17億カナダドル(予想-17.0億カナダドル 前回-17.3億-23.2億カナダドル)

CAD 11月 雇用統計: 失業率=7.1%(予想7.0% 前回7.0%)、雇用ネット変化率=-35,700人(予想-1,00人 前回44,400人)、労働参加率=(予想 前回66.0%)、フルタイム=36,600人(予想 前回9,000人)、パートタイム=-72300人(予想 前回35,400人)

USD 10月 貿易収支=-438.9億ドル(予想-406.5億ドル 前回-408.1→-424.5億ドル)→ 赤字幅が拡大へ

USD 10月 雇用統計: 失業率=5.0%(予想5.0% 前回5.0%)、非農業部門雇用者数=21.1万人(予想20万人 前回27.1→29.8万人)、平均時給=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.4%)、前年比2.3%(予想2.3% 前回2.5%)→ 予想を上回り直後はドル買いになるも長続きできず

CAD 11月 Ivey購買部協会指数=63.6(予想53.0 前回53.1)→ 予想を大幅に上回る

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スメッツ・ベルギー中銀総裁=市場は今回のECBの措置を失望視しているようだが、金融市場や実体経済での状況との関連でみるべき。ユーロ圏の景気回復は改善している兆候がみられる。

スメッツ・ベルギー中銀総裁=インフレは回復するとみているが、誰もが知っている様々な要因により、想定したより緩慢だ。われわれが物価安定とみなす水準に十分に早く戻るかどうかは確信がもてない。

スメッツ・ベルギー中銀総裁=ECBの政策はすでに効果がでているとし、ユーロ圏のあらゆる国で銀行貸出金利が低下し信用も拡大。

ドイツ連銀=堅調な内需が経済成長を支援する一方、原油価格の下落でインフレ見通しを下方修正。GDP見通し、2015年

仏中銀=成長とインフレ見通しを下方修正、成長見通しは、2015年1.2%から加速する見通し。2016年1.8→1.4%、2017年1.9→1.6%。インフレ見通しは、2015年0.1%、2016年1.0%、2017年1.5%へ下方修正へ。

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