2015/12/15

12月15日 (火)22:30 米消費者物価指数(取引通貨ペア USDJPY)

12月15日 (火)22:30 米消費者物価指数(取引通貨ペア USDJPY)


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明日の米FOMCを前にして、最後の難関とも言えるでしょう。

明日のFOMCで利上げはほぼ確実と思われており、今回の米CPIの数字の強弱で、利上げの思惑が変わると思えません。ただ、それなりにインパクトはあり、弱い数字では押し目買い、強い数字には反応しやすいのではと考えます。

USDJPYは、大枠で120.50~121.50円の動きに入っており、目先は121円を中心とした上下で推移しています。

市場では、中国人民元の下落、資源国通貨安、ファンドの清算など、リスク回避の動きで円買いへと変化していることを意識していますが、日米の金利差は拡大しており、以外と複雑な値動きとなることも考えられます。

明日のFOMCを前にして、株安・資源価格の下落などが予想外に強まると話は別ですがあ、現状で推移するようであれば、さらなるリスクヘッジの円買いの考えにいと思われます。

120.50~121.50のレンジでの推移を予想していますが、米株が強いようでしがら、若干この水準の上方修正も必要になると考えます。

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今回の予想数字は、前月比で0.0%、前回0.2%と低下が、前年比では逆に予想0.5%、前回0.2%と上昇が見込まれています。コアでは、前月比は共に0.2%と変わらず、前年比が2.0%と前回の1.9%から小幅な上昇が見込まれています。

過去30回のデータでは、予想と実際との差は、前月比と前年比で共で最大0.2%、平均0.06%の差となっています。コア前月比は最大0.3%、平均0.06%、前年比では最大0.2%、平均0.05%と大きな相違は見られません。

過去24回のデータでは、USDJPYで発表直後15分間の変化をみると、最大69pips、平均27pipsと、予想外に小動きとなっています。また、直近5回に限定して見ても、平均30pipsと大きな変化は期待できそうにありません

ただ、明日のFOMCを直前に控えていることで、予想外の動きも期待されます。