2015/12/16

2015年12月16日(水曜)昨日15日、海外市場の動き

2015年12月16日(水曜)昨日15日、海外市場の動き

米FOMCを直前に控え、米株+米金利は上昇し、ドルは全面高。

WTIは37ドル台へと上昇、ダウ平均株価は上昇し現在は+170ドル近くへ、米金利は一時2.2888%と上昇が続き、DXYは97.60→98.29近くまで上昇、CRBインデックスは174.2633→175.69へ一時上昇、VIXは22.73→20.63近くへとリスク回避の動きは弱まる。

注目の米CPIは、前年比0.5%、コア前年比2.0%と予想通りながら前月より上昇し、米利上げはほぼ確実となり、米2年債利回りは一時0.98%台へと上昇(前日0.9435%)し、ドル買いの流れは止まらず。

USDJPYは、円売りの流れが続く。米金利の上昇と株高の流れに、121円台を足固めし121.70台へと上昇。USDJPYのオプションで変動率は低下し、リスクリバーサルでは円コールが縮小し、円の買い戻しが弱まり、FOMCを控えた円ショートの調整や、新興国通貨は上昇+クレジットリスクも弱まり、リスク回避の円買いも弱まる。

EURUSDは、EUR売りの流れが続く。独ZEWは4年ぶりの予想外の強さにもEUR売りの流れは止まらず。新興国通貨は強く商品価格は低下し、リスク回避のEUR買いは弱まり、米金利の上昇にEUR売りが続き、1.0910台まで続落へ。

GBPUSDは、GBP売り止まらず全面安。英CPIは予想通り、PPIは弱く、クロスで売りが加速し、1.5340を割り込み続落へ。カンフリBOE副総裁の利上げ示唆発言もあり、ロンドンフィキシングをボトムに止まるも、終盤にかけてはさらに売りが強まる。

USDCADは、原油価格の上昇+金融安定化レビューが支援しドル買いの中では、強さが目立つ。ロンドンフィキシングの1.3760台を高値(CAD安値)に上昇するも、一時1.3690台まで低下し、他の通貨と動きは異なる。

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カンフリBOE副総裁=次の行動は利上げと考えるが、ペースは穏やか。

カナダ中銀の金融安定化レビュー(ポロッツ・カナダ中銀総裁)=カナダ経済は直近の見通しに沿った動き。ここ2週間はネガティブな指標も出ているが、住宅指標を含めて一部にはポジティブなものも見られる2016年はポジティブな年になるだろう。米国との金融政策の格差拡大が見込まれる。

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