2015/12/01

2015年12月1日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2015年12月1日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は2万円台に上昇、アジア株は全面高。

豪中銀は予想通り政策金利を据え置き、声明では相変わらず強弱両面を示唆するも、中国経済の悪化リスクが弱まり、AUDUSDは0.7300の大台近くまで上昇し、株高の流れにAUDはクロスでも上昇。

GPIFが為替ヘッジを開始との報道に一時円買が強まる。 USDJPYはこの報道を受け112.65円近くまで下落、EURJPYは130.55円まで急進。

BOEの金融安定化報告では、対象大手行全てが合格、GBPUSDの買い要因となり、ドル全面安の流れに、GBPUSDも1.5120台へ上昇。

EURUSDは、独雇用統計は失業率は低下し、失業者は減少、製造業PMIは上昇修正され、円クロスでは値を下げるも、ドル売りの流れに1.06台を回復。


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豪中銀は予想通り、政策金利2.0%の据え置きを決定

スティーブンス総裁声明=今回の会合で、経済状況の改善見通しがここ数カ月で若干強まっており、政策金利を据え置くことが適切。向こう数カ月の経済回復がさえない内容となれば追加利下げの余地はある。

豪中銀声明=世界経済はアジアの状況がいくらか弱まったものの、米国の成長と欧州の回復が続く中、緩やかなペースで拡大している。主要コモディティ価格は1年前よりも大幅に値下がりしており、オーストラリアも含めて供給の拡大を反映している。オーストラリアの交易条件は悪化している。

豪中銀声明=GDPの伸びはここしばらく長期平均を若干下回る一方、企業調査では鉱業以外のセクターの状況が過去1年で徐々に改善していることが示されている。これは、より強い雇用の伸びと安定的な失業率を伴っている。

豪中銀声明=インフレは低水準で、今後もそれが続く見通し。インフレは、今後1~2年は引き続き目標と一致した水準にとどまるとみられる。

豪中銀声明=主要コモディティ価格の大幅な下落に伴い、豪ドル相場は調整している。需要を支援するために適切であれば、インフレ見通しは一段の政策緩和の可能性を示している可能性があるとみている。

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BOEの金融安定化報告=ストレステストは対象大手7行は全て合格。

WSJ紙=GPIFはユーロ相場の変動に対応するため、小額の為替ヘッジを始めた