2015/12/19

2015年12月19日(土曜)昨日18日 海外市場の動き

2015年12月19日(土曜)昨日18日 海外市場の動き

米株安+米金利低下+米ドル安=トリプル安。CADのCPIは弱く、米PMIも弱い。

アジア市場の日本株と円相場の急変は、日銀の過度の楽観的期待を裏切る動きに円高へ。

FOMCの利上げ直後の楽観的なムードは一変、米金利の上昇による経済と市場への悪影響を危惧? それとも、イエレン議長のややハト派の意見に楽観的になりすぎ、本来の利上げによる影響に気が付いたのか?

WTIは34.53と3日連続の低下、NYダウは-367.29(-2.10%)と大幅低下、米10年債利回りは2.2234→2.2204%と低下、DXYは99.27→98.722と低下。

USDJPYは、アジア市場の高値123.50台から121.05円近辺まで下落するも、欧米市場を通じてクロスでの円買いは強まらず、弱い米PMIに上値は重いが121円台を何とか維持へ。

EURUSDは、欧州市場では株安+金利低下に、アジア市場から続いたEUR買いの流れは一変、1.0860台→1.0805近辺まで下落するも、またしても1.08をボトムに下げ止まり、弱い米PMIとオプションカットに再び上昇へ。終盤にかけて日中の高値を更新し、1.0870台まで続伸するも、1.09台をまたしても達成できず。

AUDUSDは、0.7120~0.7155のレンジから、弱い米PMIを受けたドル買いの流れに、0.7200近くまで続伸するも、0.7200の壁は厚い。

USDCADは、予想外に弱いカナダCPIや低位の原油価格にも、1.4000の大台を意識したのか、これを高値に、ドル売りの流れもあり1.3850台へ低下、1.3920~60のレンジで推移。

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EUR 10月 経常収支・季調前=259億ユーロ(予想 前回331→338億ユーロ)、季調済=204億ユーロ(予想 前回294→301億ユーロ)→ 前回を下回る

CAD 11月 消費者物価指数=前月比-0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.4%(予想1.5% 前回1.0%)、コア前月比-0.3%(予想0.0% 前回0.3%)、コア前年比2.0%(予想2.3% 前回2.1%)→ 予想を下回りカナダドル売りが強まる

USD 12月 総合PMI・速報値=53.5(予想 前回55.9)、サービス業PMI・速報値=53.7(予想55.9 前回56.1)→ 予想と前回を大幅に下回る

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キャメロン英首相(EU離脱を問う国民投票に関し)=2016年は、英国とEUの関係を根本的に変え、EU加盟をめぐる英国民の懸念を払拭できる年になると確信。

米下上院ともに1.1兆ドルの歳出法案を承認=米上院は40年来の原油輸出禁止措置を解除する法案を承認。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=現在の緩和的金融政策の副作用に留意する必要があり、国内では不動産市場を注視。

米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズ=米国内の原油のリグ稼動数は先週から17増加し541箇所へ拡大し、供給超過の長期化を警戒

ブラジルのレビィ財務相が辞任=ブラジルレアルの下落が続く

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=利上げは米経済がどの程度拡大しているかを示す。

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