2015/12/18

2015年12月18日(金)昨日17日、海外市場の動き

2015年12月18日(金)昨日17日、海外市場の動き

米FOMCは予想通りの利上開始で決着。利上げの速度も来年は1.4%と0.25%×4回と市場の予想範囲内に収まり、週末金曜日を前にして、来週のクリスマス休暇+年末年始に向け、相場変動リスクも徐々に弱まり、ドル高傾向が続く。

WTIは米在庫増に35ドルを割り込み一時34.63ドルへと下落、米株は上昇から始まるも1%近く下落へ、米10年債利回りは2.23%近くまで低下、CRBは終盤にかけ下げ幅を加速し0.65%近く低下、VIXは18近くと前日とあまり変わらずリスク回避の動きはあまり見られず。DXYは1.4%近く上昇しドル高傾向が続く。

米経済指標は強弱混在。米フィラデルフィア連銀景況感指は予想外に悪化+米第3四半期の経常収支は赤字額が拡大するも、米新規失業保険申請件数+米景気先行指数総合指数は強い。

USDJPYは、円売り傾向止まらず。オプションボラも低下し、リスクリバーサルでは円コールも低下気味で、スポットでは円売りの流れが続く。米株の低下と金利低下に、122.80円で上げ止まっていたが、終盤にかけて上抜け122.80円台を維持。

EURUSDは、1.0800で下げ止まるも続落傾向止まらず。独IFO景気動向指数は弱く、原油価格+商品価格は低下するも新興国通貨は安定し、1.0830~70のレンジで推移。強い米景気先行指数(オプションカット同時刻)からドル買いが主要通貨で加速し、1.0800台へと続落。

USDCADは、原油価格は弱く上昇傾向(カナダドル安)は止まらず。1.3840を高値に上げ止まっていたが、米在庫増に原油価格が低下すると、上昇開始し、1.3980へと大幅続伸。

GBPUSDは、1.50台を回復できず続落。欧州市場で強い小売売上高に一時1.50台を回復するも続かず。世論調査ではEU離脱を解く国民投票で離脱支持者が増加傾向にあり原油価格も弱く、強い米景気先行指数(オプションカットと同時刻)に1.4900を割り込み、1.4860台まで続落。

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英世論調査でEUからの離脱支持者が増加=47%が欧州連合(EU)からの離脱支持し増加へ。

メキシコ中銀政策金利を3.0%→3.25%引き上げた。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=ECBとFRBは金利政策で当面違った軌道になると予想、コスト競争において、為替は重要な要素と発言し、EUR売りの材料となる。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=QEはインフレを目標に向けて緩やかに引き上げる。

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独IFO景気動向指数は108.7(予想109.0)と若干弱い、
英小売売上高は前月比1.7%(予想0.5%)と予想外に上昇、
米第3四半期の経常収支は-1249億ドル(予想-1189億ドル)と悪化へ
米新規失業保険申請件数は27.1万件(予想27.5万件)と改善へ
米フィラデルフィア連銀景況感指数は-5.9(予想1.0)と予想外に悪化
米景気先行指数総合指数=前月比0.4%(予想0.1%)と予想を上回る

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