2015/12/02

2015年12月2日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年12月2日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドル全面高! AUDの健闘が目立つ。米金利は上昇、米株先物は小幅下落、WTIは続落。

英建設業PMIは55.3(予想58.2)と弱く、GBP売りが始まり、ドル買いの流れをリード。
次に、ユーロ圏CPIは前年比0.1%(予想0.2%)、コア前年比0.9%(予想1.1%)と弱く、上昇期待が裏切られ+ECBの追加緩和期待が高まりEUR売りへ。

米ADP雇用統計は21.7万人(予想19万人)と強く、金曜日の強い米雇用統計への期待感+FOMC利上げ開始期待が高まり、USDは全面高。

ビックイベントを前にした、イエレンFRB議長の講演内容も気になるが、ひとまず、挨拶は何もなし。

USDJPYは、123円台を維持し、強い米ADP雇用統計に米金利も上昇し、前日高値を更新し123.30円台まで続伸。

EURUSDは、1.06台を維持していたが、弱いCPIを契機に1.0580まで下落、強いADP雇用統計に売りの流れが続く。

GBPUSDは、弱い建設業PMIが引き金となり、1.5060を割り込んでからは続落傾向が止まらず、強いADP雇用統計に1.50を再び割り込む。

AUDUSDは、ドル高の中で強さが目立つ。早朝の豪GDP後の高値0.7340台を超えることができないが、0.7300台を維持し、クロスではAUD高が目立つ。

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スペイン経済相=今後数年間の成長率は3%に近いと予想。

ECB調査=ユーロ圏の中小企業は、与信枠は拡大しているが、顧客獲得が問題。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=12月のFOMCは歴史的会合になる可能性も。経済はもはや緊急の措置を必要としない。雇用市場改善の基準は達成された。

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