2015/12/11

2015年12月11日(金曜) 昨日10日、海外市場の動き

2015年12月11日(金曜) 昨日10日、海外市場の動き

米株は上昇(NYダウ+123ドル近く上昇)、米金利も上昇(米10年債利回り2.23%近くへ小幅上昇)、OPEC月報で原油生産が増加し原油価格の下落は止まらず(WTI36.70台へ)。

週末前のポジション調整も終盤に入ったのか? 来週16日のFOMCを前にした相場変動も、落ち着くことを期待。米株上昇にも、弱い原油価格にカナダドル売りの流れは止まらず、リスク資産の弱さは変わは残る。

EURUSDは、来週のFOMCを前にして、EURショートのポジション調整も週末前にそろそろ終了?1.0920台まで続落したが、メルシェECB専務理事の「先週の政策決定をめぐって、量的緩和の拡大を望んでいなかった」との発言や、弱い米新規失業保険申請件数に下げ止まり、1.0930~70の水準で推移。結果1.09~1.10のレンジへ。

AUDUSDは、アジア市場の強い雇用統計に上昇した流れを維持し、0.7280~0.7310の高値水準のレンジで推移。欧米市場では伸び悩む。

NZDUSDは、NZ中銀の追加緩和打ち止め期待に上昇した流れを維持し、0.6720~80の高値圏で推移。

USDJPYは、一時121.20台まで続落するも、終盤にかけ121.60台まで値を戻すが、オプションのリスクリバーサルで円コールスプレッドは一段と拡大し、上値は引き続き重い。

USDCADは、弱い原油価格もあり1.3530台→1.3620台まで続伸し、カナダドル安が目立つ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※

BOEは政策金利・資産買い入れ枠の維持を発表、議事要旨では、政策委員が原油価格の下落、国内の賃金の伸びの低迷に注目とあり、一時GBP売りが強まる。
米新規失業保険申請件数は28.2万件(予想26.9万件)と悪化。
米輸入物価指数は前月比-0.4%(予想-0.8・前回-0.3)と引き続きネガティブ。
米財政収支は-650億ドル(予想-640億ドル)と悪化。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

米第3四半期GDPが下方修正される可能性=サービスす四半期調査(QSS)で、サービスとソフトウェア抜け支出が低下し、第3四半期GDP改定値2.1%→1.9%、さらに、1.8%に引き下げられるとの予想がある。

プラートECB専務理事=インフレの低迷が続いた場合、ECBの信用リスクにつながる。ECBの沈黙期間、市場は状況を誇張し過ぎた。政策がインフレに影響するには時間がかかる。

※※※※※※※※※※※※※※※※※