2015/12/01

2015年12月1日(火曜)昨日30日 海外市場の動き


2015年12月1日(火曜)昨日30日 海外市場の動き

3日の追加緩和期待にEURは弱く、弱さが目立つ米経済指標にドルは伸び悩む。

そして、人民元はSDR構成通貨に採用が決定、中国経済の安定が期待され、AUD+NZD+CADは上昇傾向止まらず。逆に、リスク回避通貨の円買い需要は減少。

NYダウは前日終値を回復できず小幅低下、米10年債利回りは2.24%台へ上昇ご2.21%台へ低下、DXYは100.20近くへと小幅上昇し、VIXは15.12→15.55近くへ上昇。WTIは42ドル台を維持できず41.65ドルへ低下へし、CADの上昇も弱まる。

独11月のCPI前年比は0.3%に小幅上昇するも、独小売売上高の前月比は予想外のマイナスへ、3日のECB理事会で追加緩和期待が強く、EUR売りの流れは変わらず。

米シカゴPMIは50を割り込み、中古住宅販売仮契約指数は強さは感じられず、最近は米経済指標の弱さが目立つ。

SDR構成通貨採用後の人民元の構成比率10.92%(見通し)で、円が8.33%、英ポンドは8.09%を上回る。

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USDJPYは、欧州市場から上昇を続け123円台を達成。中国人民元のSDR構成通貨決定し、中国経済の安定期待にリスク回避通貨の円は弱い。オプションの円売り、ロンドンフィキシングの円売りに123.30台へと一時上昇後に、伸び悩むも123円台を維持し、円の弱さが目立つ。

EURUSDは、弱い独小売と強い独CPIにも引き続き低水準は変わらず。ECB理事会の追加緩和期待は変わらず弱さが目立つ! 1.0600を回復できず、フィキシングは1.5050台まで一時続落。追加緩和の有無が決まるまでは買いの流れは弱い。

GBPUSDは、弱い英経済指標とクロスでのポンド売り+オプション絡みやストップ狙いに1.5000の大台を一時割り込むも続かず、フィキシング後には1.5060台を回復。

AUDUSDは、アジア市場の安値0.7170近辺をボトムに、欧米市場では0.7240台へ一時上昇。人民元のSDR構成通貨の採用決定や、株価上昇期待に、豪経済回復が見込まれ続伸へ。


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IMF=中国人民元をSDR構成通貨に採用を決定、中国経済の安定が見込まれる。SDR通貨に加わるのは2016年10月1日から。人民元の比率は10.92%の見通しで、人民元採用後の構成通貨比率はドルが41.73%、ユーロが30.93%、人民元10.92%(見通し)、円が8.33%、英ポンドは8.09%。

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