2015/12/15

2015年12月15日(火曜)昨日14日、海外市場の動き

2015年12月15日(火曜)昨日14日、海外市場の動き

週明け月曜日の海外市場は、米経済指標の発言もなく、リスク回避の動きもやや弱まり、AUD+NZDの上昇が目立ち、JPY+EURも健闘。

逆に、GBPの弱さが目立ち、原油価格の下落も収まり、CADは持ち直すも買い戻しは限定的。

WTIは一時34.53まで低下するも36台を回復。ダウ平均株価は上下しながらも前日とほぼ変わらず、米10年債利回りは2.127→終盤にかけ2.23%へ一時上昇、2年債は0.95%近くへ上昇へ。

CRBは174.8561→174.26近辺へ低下、VIXは26.81まで上昇するも終盤にかけ23を割り込みリスク回避の動きが弱まる。

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USDJPYは、円買い傾向が続く。欧州市場での高値121.30円台から前日の安値120.57円を割り込み、120.30円台へと100ポイント近くに一時続落。米金利の上昇に121円台まで値を戻す。

EURUSDは、ユーロ買い傾向が続く。ユーロ圏鉱工業生産は強く、ECBの追加緩和の打ち止め期待がドラギECB総裁発言+エコノミスト調査で強まる。オプションカットに1.100の大台を超え、ロンドンフィキシングでは一時1.1050近くまで続伸するも、米金利の上昇と原油価格の買い戻しに1.100を割り込む。

GBPUSDは、弱さが目立つ。EURGBP+GBPAUDのクロスで売りが続き、シャフィクBOE副総裁の強弱混在する発言の中で1.5110割れまで一時続落。結局は1.5110~1.5160のレンジで上下。

AUDUSDは、豪ドルは続伸。取引開始直後の0.7160近辺から結局は0.7260台へと100ポイント近く上昇。終盤にかけてはドル金利の上昇に上げ止まるも、0.7240台を維持。


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IMFオーストリアの年次審査報告=2015~2020年の難民や移民の増加で、潜在成長率は0.25%ポイント上がる。年金や医療に関する純支出は同じ程度減少するだろう。

カナダドル終値ベースで11年ぶりの安値を更新

WTIは6年一時35ドルを割り込む、イランの原油輸出の拡大計画が要因の一つ。

ドラギECB総裁は、最新の政策措置がインフレ率をECBが物価安定と定義する水準に押し上げることに自信。

ブルームバーグ調査では、エコノミスト29/48(60%)はECBの追加緩和が不要と考え、内40%は2016年3月に発表と考えている。75%はQE600億ユーロの規模拡大を、37%は中銀預金金利の追加引き下げを予想。

ムーディーズ=FRBの利上げは米国経済の強さを強調する。ロシア、ブラジル、トルコなど新興諸国市場は資本の流出、投資家センチメントが転換するリスクに直面、南アフリカにも若干影響か。

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