2015/12/08

2015年12月8日(火曜)昨日7日、海外市場の動き

2015年12月8日(火曜)昨日7日、海外市場の動き

材料の乏しいい週明け月曜日。欧州市場で続いたドル高の流れは、弱い米労働市場情勢指数(LMCI)に売りへと変化するも、AUD+NZD+CADの弱さは変わらず。

米金利は低下(10年債利回り2.269→2.227近く)、米株は低下(NYダウは-150ドル近く)、WTIは37ドル台へ続落し、USDCADは1.3520と上昇しカナダドル安が続く。

CRBは183.24→一時178台へ低下し、商品価格は続落、VIXは14.81→一時17台へ上昇し、変動が高くなり、DXYは98.354→一時98.90台へ上昇し、ドル高が続く。


USDJPYは、123.50円の壁を超えられず、大枠123.20~45円のレンジで推移し、クロスでは円高傾向を維持。

EURUSDは、1.0800の壁を割り込めず。EURショートの買い戻しも見られ、欧米市場を通じて、大枠1.0800~1.0870のレンジで推移。

GBPUSDは、緩やかな売り傾向が続く。欧州市場の高値1.5110台から米国市場では1.5040台へ下落。

AUSDUSDは、続落傾向が止まらず。弱い商品価格と弱い新興市場国株+米株に、アジア市場の高値0.7340台から欧米市場では0.7250台へ続落し、戻りも限定的。

USDCADは、続伸傾向が止まらず。弱い原油価格と弱い成長とインフレ見通しに、アジア市場の1.3390台を底値に、1.3520台まで上昇しようやく上げ止まる。1.3500台が維持できるか? 更なる上昇につながるのか重要なポイント。

※※※※※※※※※※※※※※※※

16:00 GER 10月 鉱工業生産=前月比0.2%(予想0.7% 前回-1.1%)、前年比0.0%(予想0.6% 前回0.2→0.4%)→ 前年比は前回と予想に届かず、前月比は前回を上回るも予想を下回る

18:30 EUR 12月 センティックス投資家信頼感=15.7(予想17.0 前回15.1)→ 前回からは上昇するも、予想を下回る

0:00 USD 11月 労働市場情勢指数(LMCI)=0.5(予想1.2 前回1.6→2.2)→ 前月が上方修正されたが、予想を大幅に下回りドル買いから売りへと変化

※※※※※※※※※※※※※※※※

ブラード・セントルイス連銀総裁=利上げ開始後は、インフレ動向が焦点。FRBはすべての要因を配慮しているが、焦点はインフレで、インフレ率の上昇が具現化するかを確認する必要がある。

ブラード・セントルイス連銀総裁=過去1年半におけるFRBの見通しは、成長、インフレに関して楽観的過ぎる一方で、失業率の低下ペースについては悲観的過ぎた。

ブラード・セントルイス連銀総裁=米国の労働市場は非常に好調。インフレ期待を非常に注意深く監視。

ゴールド・マンサックス・グループ=ユーロ安予想を修正へ。EURUSD見通し、3か月後1.02→1.07、6か月後1.0→1.05、1年後0.95やj理牛1.00とそれぞれ引き上げた。ECBの行動パターンの変化を示すもので、同中銀が再膨張政策に心底から取り組んでいるとは確信できなくなってきた。

ゴールド・マンサックス・グループ=大規模な生産ギャップと基調的インフレの弱さという、ユーロ圏のファンダメンタルズから、この上方修正は気が進まない。追加緩和の必要性に関する政策委員会の意見の不一致を認めざるを得ない。ユーロ下落が再びテーマになると確信しているが、残念ながらそれは今ではない。

※※※※※※※※※※※※※※※※