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昨日はEUR高による大波乱で、CADJPYは一挙に92.70台→91.60台へと急落、戻りの鈍い展開が続いています。
昨日のECB理事会やドラギECB総裁の記者会見では、緩和策はこれが最後との思惑が広まってはいますが、追加緩和が期待され膨らみ過ぎた風船が破裂したようなムードになっています。
FOMCでは追加緩和の可能性が高いことは間違いなく、本日のカナダ雇用統計と同時刻に発表となる、米雇用統計が強ければ、「米利上げが間違いなし」との声が高まることでしょう!
仮に悪ければ、週末金曜日は昨日に続き、ドル安となることも考えなければなりませんが、16日のFOMCまでは時間的な余裕もあることで、いずれドルの買いへと動くことが予想されます。
さて、CADJPYは急落の後の戻り高値で92円を超えることができず、大きな壁となっています。そして、下限は昨日の安値91.50~60円で、この水準は非常に硬いと思われます。
Dailyチャートでは、91.50~93.00円のレンジへ。1時間チャートでは、92.05~15円が重くなっており、この水準を超えられるか? この水準の関心は強いものが有ります。
今回は、先にも説明いたしましたが、米雇用統計と同時刻の発表でもあり、CADJPYの変動が予想される中、直前のポイントを見ながら、選択肢を考えたいと思います。
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今回の予想数字は、失業率7.0%と前回と変わらず、雇用ネット変化率は-700人と前回44,400から逆にマイナス予想となっています。
過去31回のデータでは、予想と実際との差は、最大0.4%、平均0.1%。雇用ネット変か率では、最大9.4万人、平均2.9万人となっており、比較的差が大きいのが特徴となっています。
過去27回のデータでは、CADJPYで発表直後15分間の相場変動をみると、最大97pips、平均で51pipsと比較的変動が高く、同時刻に発表されることが多い、米雇用統計の影響も強く受けています。