2015/12/15

12月15日 (火)18:30 英消費者物価指数(取引通貨ペア GBPJPY)

12月15日 (火)18:30 英消費者物価指数(取引通貨ペア GBPJPY)

昨日は、英ルシダスが9億ドルのクレジットファンドを清算し、一時GBP売りが強まる傾向が続きましたが、現在は落ち着きを取り戻しています。ただ、明日の米FOMCを直前に控えて、今日は、英国と米国で消費者物価指数の発表があり、相場変動が続くことが予想されます。

最近の景況ですが、原油価格の下落に「総合は低く、コアは高い」流れが続き、今回の総合の前年比とコアの前年比で動きをみることが必要となります。

前年比では共に前回より上昇が見込まれており、この予想数字と比べてどのくらいの差が発生するかのによって相場の流れが決定することになり、素直にGBPJPY相場に反応することが予想されます。

GBPUSDのDailyチャートでは緩やかな下落基調が続き、1.5250、1.5320に大きなポイントがありこの水準を上回ってこなければ、ポンド安の流れも払しょくできずにいます。逆に、もし強い数字にでもなれば、これらの水準を試す動きとなり、悪い数字となれば、過去3日間の安値となる1.5100あ重要なポイントで、この水準を割り込むと、GBPJPYのさらなる下落へとつながる可能性が高くなります。

GBPJPYのポイントは183.00~184.00の上下にありますが、GBPUSDの動きによっては、このいずれかを今日中に抜け出すことが予想されます。

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今回の予想では、前月比が-0.1%と前回の0.1%から低下が、逆に前年比では0.1%と前回の-0.1%から上昇が見込まれています。また、コアの前年比も予想は1.2%と前回の1.1%から上昇が見込まれており、市場全体ではやや強い数字を期待しています。

過去38回のデータでは、予想と実際との差は、前月比で最大0.3%、平均0.08%、前年比で最大0.3%、平均で0.1%の差となっており、直近では予想さに関わらず上下に変動することが多くなっています。

過去26回のデータでは、GBPJPYで発表直後の15分間の変動をみると、最大116pips、平均でも54pipsと変動が大きいものがあります。直近5回に限定してみても、平均49pipsとなっており、8月18日の101pipsの大きな変動幅が目立っています。