週明け月曜日。為替市場は大きな波乱はないものの、主要通貨に対してドル高が目立つ。そして、この流れが今週の相場を予感させるような雰囲気も漂っている。
日経平均株価は0.99%上昇、上海総合も0.34%上昇、WTIは39ドルとOPEC総会の影響もあり弱さが目立つ。
EURUSDは、独鉱工業生産は前回のマイナスから上昇するも予想に届かず、EUR売りが強まる。先週末の海外市場の安値1.0840を割り込み下落へ。1.10は心理的にも大きなポイントではさらに遠のきつつある。
USDJPYも、アジア市場では株高=円売りの影響は見られなかったが、欧州市場に入り、先週末の海外市場の高値を超え123.40円台へ上昇。先の123.50~70のポイントを試す動きとなっている。
AUDUSDは、直近のレンジ内で推移し、大きな変動となっていないが、ドル買の流れに0.7300まで低下。
USDCADは、原油価格の低下に上昇傾向(CADドル安)止まらず。過去8日の高値を更新し、1.3450を超えてくると更なる上昇となる可能性が高まる。
NZDUSDも、下落傾向は止まらず。NZ中銀の利下げ観測が続き、テクニカルにも売り圧力が止まらず。
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独財務相当局者=今年の財政黒字が前回予想60→最大90億ユーロになると予想、余剰分は、難民対策などの拠出準備金として貯蓄する。
日本経済研究センター(ESPフォーキャスト調査)=7-9月期GDPは前期比年率-0.8%と、マイナス成長が続く見通し。
実質GDP コアCPI
2015年度 0.90% (前月0.86%) 0.12%(前月0.13%)
2016年度 1.51% (前月1.54%) 0.92%(前月0.94%)
2017年度 0.07% (前月0.09%) 1.18%(前月1.21%)
甘利経済財政担当相=7-9月期GDPはゼロになると思うと発言(速報値前期比年率-0.8%)
黒田日銀総裁=マイナス金利を導入する考えはない。
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