2017/03/10

2017年3月10日(金曜)米雇用統計後の動き



2017310日(金曜)米雇用統計後の動き

米・カナダ雇用統計後の反応は、米金利は低下+米株は上昇し強い、為替相場はドル上下変動からドル売りの流れへ。ただし、長続きできるかは疑問。

米雇用統計は失業率が低下し、平均時給も上昇、製造業雇用者数も増え、民間部門も増加と、強い結果に見えるが、米金利は弱く為替市場ではドル売りへ。

米国市場序盤の動きは、15日の米利上げを織り込みながらドルロングポジションが多かったことや、週末金曜日の一大イベントの米雇用統計も終わり利食いが先行の動きへ。米金利の低下が主因と思われるも、USDCADでドル売りがリードした面も。ただし、ドル売りが長続きするするとは思いにくい。

カナダ失業率は低下し正規雇用者数が急増+パートタイムが減少し、USDJCAD1.3500→1.3420へ急落しカナダドルは上昇し、ドル売りをリードしているようにも見えた。

EURUSDの高値は1.0650と、この水準を上回ってクローズすることができるかがポイントになるが、失敗すると1.0600割れまで逆戻りする可能性も。

USDJPY115.50円のポイントで上げ渋ってはいるが、この後は米株と米金利の動向を見守りながらの展開になりそう。午前零時のオプションカットと、1時のフィキシングを注目し、終値では115.50円を上回ってクローズすることができるかを注目したい。下値のポイントは今日のオープン近くの114.80台。


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USD 2月 雇用統計:失業率4.7%(予想4.7% 前回4.8%)、非農業部門雇用者数=23.5万人(予想19.0人 前回22.7→23.8万人)、週平均労働時間=34.4(予想34.4 前回34.4)、平均時給(時間当たりへ平均賃金)=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.1→0.2%)、前年比2.8%(予想2.8% 前回2.5→2.8%)、労働参加率=63.0%(予想 前回62.9%)、製造業雇用者数=2.8万人(予想1万人 前回0.5→1.1万人)、政府部門雇用者数=-0.8万人(予想 前回-1.01.7万人)、民間部門雇用者数=22.7万人(予想19.3 前回23.7→22.1万人)

CAD 2月 雇用統計: 失業率6.6%(予想6.8% 前回6.8%)、就業者数=1.53万人(予想2.5万人 前回4.83万人)、正規雇用=10.51万人(予想 前回1.58万人)、パートタイム雇用=-8.98万人(予想 前回3.24万人)、労働参加率=65.8(予想 前回65.9


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BOE調査=英消費者の向こう1年のインフレ期待2.9%で3年ぶりの高水準。