2017/03/15

2017年3月15日(水曜)昨日14日、海外市場の動き

2017年3月15日(水曜)昨日14日、海外市場の動き

FOMCは大雪の中で開催へ。米4週間物TB入札は0.77%と8年ぶりの高水準。米10年債利回りは2.626→2.6%と軟化するも、2年債は1.37%台と高水準を維持、そして米株は軟調に推移。

為替市場も今日のFOMCで政策金利0.75%(0.50~0.75%)→0.75%(0.75~1.0%)の引き上げを織り込み、政策金利予測(ドットチャート)とイエレンFRB議長の発言から、年内の利上げが何回なのかで、今後の動きが決定することになりそう。

14日の海外市場はFOMCを前にして動きは総じて緩慢ながら、ユーロは仏検察当局がフィヨン元首相の捜査を開始し、オランダ選挙を直前にしてリスクヘッジに弱く、EURUSDは1.0600まで続落(-0.46%)。

英国のEU離脱の通知が現実化することになり、欧州市場で前日の安値1.2150台を割り込み一時1.2110まで下落するも、材料は予想通りでサプライズもなく織り込み済みで1.2170まで値を戻す(GBPUSD-0.57%)。

リスク回避に選択は円買いなのか、115円台の実需筋の激しいドル売りなのか、一時114.50台まで下落。前日の安値圏では中長期筋の買いが強く114.80まで値を戻し、結局は前日とほぼ変わらず(USDJPY-0.1%)。

AUDUSD-0.17%とNZDUSD-0.06%と上下変動しながらも、結局はほぼ同水準で終了。USDCADは+0.27%と原油価格の下落に弱さが目立っている。


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米財務省米4週間物550億ドルのTB入札=最高落札利回りが0.770%と、2008年9月以来8年半ぶりの高水準。最高落札利回りが0.770%と、2008年9月以来8年半ぶりの高水準。

調査会社オピニオンウェイ・仏大統領選=初回投票の支持率は、ルペン氏27%→27%で変わらず。マクロン氏25→24%へ1ポイント低下。共和党のフィヨン氏は20→20%で変わらず。決選投票ではマクロン氏60%、ルペン氏40%。

フランス検察当局=フィヨン元首相に対し、妻の架空雇用による公金流用疑惑などで正式な捜査を開始。

英議会=EU離脱を通告する権限を政府に付与する法案を可決。→ メイ首相=近日中に英国のEU離脱に関する女王の裁可を受け、末までにEUに通知へ。

ロシア大統領報道=世界の主要産油国による減産合意の延長について、現時点で統一的な見解について言及するのは時期尚早。米国のシェールオイル業者は原油高を利用し原油市場に圧力をかけている。さまざまな見方が存在し、統一見解の言及は時期尚早。

原油価格一時47.09ドルと3か月ぶりの安値へ=OPEC月報が、減産合意にもかかわらず原油在庫の増加を示し、サウジが増産をOPECに報告。