2017/03/23

2017年3月23日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き



2017年3月23日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き


米金利の低下は止まらず、円高の流れも止まらず。USDJPYは昨日の円高値を更新し110.60台へ、クロスでも円高が目立つ。逆にAUDUSDは0.7620へと昨日の安値0.7640を割り込み弱さが目立つ。米10年債利回りは2.394%へ低下、ダウ先物は小幅低下。

英小売売上高は予想外に強く、GBPUSDは一時1.2520台へ上昇。ブロードベントBOE副総裁も「金利は上昇する可能性」を指摘し、1.2500の大台を維持。

ECB公表のレポートでは「ユーロ圏の景気は着実に回復しており、第1四半期は力強い成長になることを最近の調査が示唆」とありプラス評価に反し、ギリシャで銀行預金の流出が問題になっている。EURUSDは、欧州序盤では一時1.0805まで上昇後は、大枠1.0770~95のレンジで推移。

逆に、AUDUSDは、0.7620台まで値を下げ弱さが目立し、AUDJPYも85.40→84.40台へと低下。


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ギリシャで銀行預金の流出が再開=ギリシャ中銀はECBの了承のもとギリシャの銀行へ提供する緊急流動性支援(ELA)の上限を引き上げた。

ブロードベントBOE副総裁=金利は上昇する可能性がある。予測はかなり緩やかな上昇に限られるが、それでも上昇するだろう。EU離脱後の英国の先行きに関して投資家の間で強い懸念がある。

ECB公表レポート=ユーロ圏の景気は着実に回復しており、第1四半期は力強い成長になることを最近の調査が示唆。最近のデータ、特に聞き取り調査を受けて、現在の景気回復が加速し、広がっていくことに自信を深めている。

ECB公表レポート=トランプ米政権の政策をめぐる不透明感や中国経済の段階的な調整、英国のEU離脱がEU内外の成長に及ぼす影響などにより、不確実性は依然として高いと分析。[JO1]