2017/03/30

2017年3月30(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年3月30(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替相場は、期末ぎりぎりの変化を期待したいが、動きは緩慢。今のところ株安以外に大きな材料は見当たらず。

米国ではダウは弱いがNasdaqとS&Pは底堅く推移していたが、東京市場では、
日経平均株価は19,069.77(−154.26 −0.80%)と弱さが目立ち。昨日大幅高のマザーズ市場も値を下げ株安が目立っている。

株価の変動と円相場の動きにやや連動制が薄らいだように感じるが、逆に金価格とドル円相場の逆相関関係は年初来−0.9(±1.0が最大)と非常に高く、金価格が下げるとUSDJPが上昇する動きが強いことを示している。ちなみに今日の金価格は1253.50ドル(−3.3−0.26%)と若干ながら弱い。

米国市場では第4四半期GDP・確報値があり、前期比年率2.0%と前回1.9%から上方修正が見込まれ、コアPCE価格指数の前年比は1.2%と前回と変わらず。確報値でもあり予想外の動きは期待できない。

それよりも、メジャーではないがユーロ圏景況感指数、業況判断指数、消費者信頼感指数、独CPI・速報値の発表があり、これからの欧州市場で注目している。

さて、為替市場は、英国のEU離脱手続き開始が昨日からスタートするも、EU側は当然ながら冷ややかで、英国の出方待ちとで、2年間の長期戦でもあり短期的に織り込むことはいまだできない。GBPUSDは1.2430~50の狭いレンジで推移。

USDJPYは、株安の流れにも111.50を達成できず上値の重さを再認識されたが、昨日の安値110.70台を割り込むまでは積極的なドル売りもできず。 また、 4月18日の日米経済対話で、対日貿易赤字の解消を重要事項と明言しているロス商務長官がペンス副大統領と共に出席。日米通商問題がテーマとなりやすく、円高を狙う積極的な動きについていけず。

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4月18日の日米経済対話で、対日貿易赤字の解消を重要事項と明言しているロス商務長官がペンス副大統領と共に出席。

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