2017/03/19

今週の主な材料(3月20日~3月24日)

今週の主な材料(3月20日~3月24日)

今週3月20日(月曜)は春分の日で東京市場は休日となる。また、一足先にサマータイムへ移行している米国市場に続き、26日から英国・欧州は冬時間が終了、夏時間に移行する(3月26日~10月29日)。これで、アジア市場の終盤にかけての動きが早めに活発化する可能性が高くなりそうである。

評価は別として、先週のFOMCを含め嵐のようなイベントが過ぎ去った。今週はその反動なのか極端に重要なイベントが少ない週となっている。3/23(木)のイエレンFRB議長の講演、NZ中銀の金融政策、3/24(金)の米耐久財受注が、最重要とは言い難いが現状では重要でイベントとして取り上げたい。

それと、トランプ政権は修正後の新入国制限令に対する裁判所の差し止め命令を不服として上訴する方針を決めているが、どのような影響を与えるのか。①G20で問題視された通商分野での中国と米国との対立、②日米間での農業分野での今後の交渉の行方、③為替政策では通貨安競争を懸念すると文言を声明に入れるように主張していた米国の今後の動きも、今週のテーマに限らず継続的にフォローする必要がある。

3/23(木)のイエレンFRB議長の講演では、先週のFOMCで利上げを決定し、FF金利予測値では年内さらに2度の利上げを示す動きをしめしたことで、新たなサプライズは期待できそうにないが、追加の強気な発言の有無を確認したい。

3/23(木)のNZ中銀金融政策では、政策金利1.75%の据え置きは、ほぼ間違いなささそうで、それ以外の決定事項の有無と、声明での発言に注目したい。

3/24(金)の米耐久財受注は、前月比予想1.2%(前回2.0%)、除く輸送機器・前月比予想0.7%(前回0.0%)と、輸送機器を含めた耐久財受注の予想は弱い。また、製造業受注・航空機を除く非国防資本財=予想0.6%(前回−0.1%)、製造業出荷・航空機を除く非国防資本財=予想0.1%(前回−0.4%)とこちらは強い数字の予想となっている。

米経済指標とFRB関係者の発言だけを注目してみたい、

3/20(月)
エバンズ・シカゴ連銀総裁講演

3/21(火)
ダドリーNY連銀総裁パネル討論会に参加
ジョージ・カンザスシティ連銀総裁講演

3/22(水) 
住宅価格指数
中古住宅販売

3/23(木)   
新規失業保険申請件数
新築住宅販売件数
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演

3/24(金)
耐久財受注
総合PMI・速報値
エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
ブラード・セントルイス連銀総裁講演
ダドリーNY連銀総裁講演


詳しくは別表をご覧ください。
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